南イタリアの町アルベロベッロの400年の歴史ある“おとぎの国”のような町
1600軒ものトンガリ屋根の家「トゥルッリ」が立ち並ぶ
「トゥルッリ」は白い漆喰塗りの壁に円錐形のとんがり屋根が特徴的な家
接合剤を使わない先史時代から伝わる建築方法で造られた建物が現在も生活に使用されている
1635年ころの記録によると、モルタル（漆喰）で塗装された屋根のある家のみ課税の対象となり、この付近一帯を治めていた領主であるジャン・シローラモ・アックァヴィーヴァが、モルタルを使わず乾いた石のみを使う工法でトゥルッリを建てさせたのがはじまりとされる
徴税のために役人が来ても、屋根から石を降ろしたり壊したりして「これは家ではない」と主張し、役人が帰るとまた組み立てるという具合で徴税を逃れていたという
現在真実は明確にされていない