フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯
イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州にある都市
13世紀から16世紀にかけて、エステ家による華やかなルネサンス文化が花開いたフェラーラ。
城壁に囲まれた中世都市の面影を残す街並みは、まるで宝石箱のような美しさ
歴史を感じさせるレンガ造りの建物や、美しいアーケードが並ぶ広場、
そして緑豊かな公園が織り成す風景は、訪れる人を魅了している
1995年に「フェラーラ、ルネサンスの街とポー川デルタ」として世界遺産に登録
街のシンボルであるエステ城をはじめ、大聖堂やトレッビオ広場など、
ルネサンス時代の重要な建造物が数多く残されている
また、ポー川デルタは、豊かな自然と生物多様性で知られる貴重な湿地帯
- エステ家城(Castello Estense)
14世紀に建てられたエステ家城は、フェラーラのシンボル
城内には、豪華な装飾が施された部屋や庭園などが残されており、当時の繁栄を偲ぶことができる - 市庁舎(Palazzo Comunale)
13世紀に建てられた市庁舎は、美しいロッジアが特徴的な建物
ロッジアには、フェラーラの歴史を題材としたフレスコ画が描かれている - 大聖堂(Cattedrale di Ferrara)
12世紀に建てられた大聖堂は、フェラーラ最大の教会
ロマネスク様式とゴシック様式が混在した外観と、内部の美しい装飾が特徴 - サン・ジョルジョ城(Castello di San Giorgio)
14世紀に建てられたサン・ジョルジョ城は、かつてエステ家の居城として使われていた
現在では、市立美術館として利用されている - 自然豊かなポー川デルタ
フェラーラから東に約30km離れた場所には、ポー川が作り出した広大なデルタ地帯がある
豊かな自然が残るこの地域は、多くの野生動物が生息している - コマッキオ(Comacchio)
ポー川デルタの中心部に位置するコマッキオは、かつて塩田で栄えた町
運河が網の目のように張り巡らされた街並みは、まるでイタリアのヴェネツィアを彷彿とさせる - ポー川デルタ公園(Parco del Delta del Po)
ポー川デルタ公園は、ポー川デルタの自然を守るために設立された公園
バードウォッチングやボートツアーなど、様々なアクティビティを楽しむことができる
Ferrara, una bellezza che colpisce e che va immortalata
Ferrara, City of the Renaissance, and its Po Delta (UNESCO/NHK)
行く前に!見どころ&口コミをチェック
【世界遺産】フェラーラ:ルネサンス期の市街とは?|ポー川デルタ地帯についてもご紹介 – skyticket 観光ガイド
イタリア北部を東に横断し、アドリア海へと注ぐ大河ポー川。その下流域にあるフェラーラは、イタリアの有力貴族エステ家によって整備された都市です。エステ家は芸術を重んじていたことで知られ、ルネサンス期には文化活動の中心地の1つとして栄えました。現……