佐賀県の中心部に位置する「佐賀城跡」は、江戸時代に佐賀藩鍋島氏の居城として栄えた城の跡地。
現在は、国の重要文化財に指定されている「鯱の門」や「続櫓」などの遺構が残り、歴史公園として整備されている。
佐賀の歴史と文化を今に伝える貴重な場所として、多くの観光客が訪れる。
佐賀城は、慶長7年（1602年）に鍋島直茂・勝茂親子によって築城された。
当時は、五重の天守閣を持つ壮大な城郭だったが、明治7年（1874年）の佐賀の乱で大部分が焼失。
しかし、現在も残る「鯱の門」や「続櫓」は、当時の面影を今に伝えている。
特に、「鯱の門」に残る弾痕は、佐賀の乱の激しさを物語っている。

弥生時代の大規模な環濠集落跡として知られ、国の特別史跡に指定されている。
約117ヘクタールにも及ぶ広大な敷地には、弥生時代の住居跡、高床倉庫群跡、墳丘墓などが発掘されており、当時の人々の暮らしや文化を垣間見ることができる。
集落の周囲には、敵の侵入を防ぐための濠や柵が設けられ、集落の中には、住居や高床倉庫などが復元されており、
弥生時代の住居は、竪穴式住居と呼ばれる、地面を掘り下げて作られた住居で、藁葺きの屋根が特徴的。
高床倉庫は、穀物などを保管するために建てられた高床式の建物で、ネズミなどの害獣から食料を守る役割を果たしていた。
墳丘墓から出土した銅剣やガラス製の管玉などは、当時の高度な技術や、中国大陸や朝鮮半島との交流を示す貴重な資料。
また、3,000基を超える甕棺墓も発掘されており、当時の埋葬文化を知ることができる。

学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社
全国に約12,000社ある天満宮の総本宮であり、年間約1,000万人もの参拝客が訪れる、九州を代表する観光スポット
菅原道真公は、平安時代の学者であり政治家だった。
優れた才能を持ち、右大臣にまで昇りつめたが、政敵の陰謀により大宰府へ左遷され、失意のうちに生涯を終えた。
道真公の死後、都では異変が相次ぎ、人々は道真公の祟りだと恐れた。
そこで、道真公の霊を鎮めるために創建されたのが太宰府天満宮。

福岡県糸島市に位置する「桜井二見ヶ浦海岸」は、夫婦岩と美しい夕日が織りなす絶景で知られる、福岡屈指の観光スポット。
海中にそびえ立つ夫婦岩は、縁結びや夫婦円満の象徴として古くから信仰を集め、多くの人々が訪れるパワースポットでもある。
シンボルである夫婦岩は、干潮時には陸続きとなり、満潮時には海に浮かぶ姿を見せる。
その神秘的な光景は、訪れる人々を魅了してやみません。特に夕日が沈む時間帯には、夫婦岩が茜色に染まり、息をのむ美しさ。
この絶景は、「日本の夕陽百選」にも選ばれている。