【アメリカ】ニューヨーク「Emilio's Ballato」

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Emilio’s Ballato

昔ながらの心温まるイタリアンアメリカン料理を味わえると、世界中から注目を集めているレストランです。1956年にジョン・バラート氏によって創業されて以来、マンハッタンのこの地域で長く愛されてきました。現在は、パン職人や料理人としてのキャリアを持つエミリオ・ヴィトロ氏と妻のラウデス・ヴィトロ氏が経営を引き継ぎ、ヴィトロ一家によって温かいおもてなしの精神が守られています。ナポリ出身のエミリオ氏は、自らのルーツである故郷の味と、伝統的な「レッドソース」のイタリアンアメリカン・コンフォートフードを融合させ、訪れる人々を魅了し続けています。

Ballatoの最大の魅力は、その料理の美味しさに加えて、著名人たちが足繁く通う「知る人ぞ知る名店」でありながら、家庭的な雰囲気を保っていることです。店内は50年代のニューヨークにタイムスリップしたかのような、飾らない昔ながらの佇まいがそのまま残されています。壁には、店を訪れたジョン・レノン氏やアンディ・ウォーホル氏、さらには元大統領のバラク・オバマ氏、歌手のビリー・ジョエル氏など、数多くのセレブリティたちの写真が飾られ、この店の歴史を物語っています。予約は6名以上の団体客のみ受け付けており、少人数での訪問はウォークイン(飛び込み)に限られるという独自のスタイルを守っているにもかかわらず、毎晩のように店の外には長い列ができ、2時間待ちになることも珍しくありません。この人気に火をつけたのは、2011年頃にニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事がきっかけだとされており、ある著名な批評家からは、「予約の取れない名店として知られるRao’s(ラオ)のようだが、こちらは入ることができる」と評されたほどです。家族経営ならではの gracious(グレイシャス)で genuine(ジェニュイン)なおもてなしは、ミシュランガイドの調査員にも「アイコニックで魅力的」と評価され、掲載もされています。

Ballatoの料理は、新鮮な食材を使い、伝統的な調理法で丁寧に作られることを大切にしています。特にパスタは自家製で、濃厚なペコリーノチーズと挽きたての黒胡椒の風味がたまらないローマの伝統料理、Cacio e Pepe(カチョ・エ・ペペ)は、多くのファンを持つ逸品です。また、店の名前を冠した特別なチキン料理Pollo Emilio(ポッロ・エミリオ)もぜひ味わいたい一皿です。これは、繊細に衣を付けて揚げたチキンカツレツに、レモンとケッパーの酸味が効いたソースをたっぷりと添えたもので、長年愛されるシグネチャーメニューとして知られています。さらに魚介好きの方には、ニンニク風味のパン粉をまぶして焼き上げたアサリ料理、Clams Oreganata(クラム・オレガナータ)もおすすめです。素朴ながらも味わい深く、昔ながらのイタリアンアメリカン料理の良さが凝縮されています。食事の締めくくりには、シチリアの伝統菓子であるCannoli(カンノーリ)が用意されています。バニラとシナモンの香りをまとったリコッタチーズのクリームを、サクサクとした生地に詰めたこのデザートは、本場シチリアにも引けを取らないほどの完成度だと評されています。飾らない温かいサービスと、古き良きニューヨークのイタリアンを楽しめるBallatoは、時代を超えて愛され続ける特別な場所です。

  • ボロネーゼ $38
  • チキンカツレツ $46
  • ブロッコリー・ラーブのソテー $22
  • スパイシーシュリンプパスタ $38
  • カチョエペペ $38
住所 55 E Houston St, New York, NY 10012 アメリカ合衆国
電話 (212) 274-8881

ホームページ

Location

Find Ballato in the heart of Manhattan. View our New York location, address, hours, and directions t……

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