【埼玉】幸手「権現堂公園展望の丘」

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権現堂公園 3号公園 展望の丘

埼玉県幸手市に広がる権現堂公園は、江戸時代から続く権現堂堤(ごんげんどうつつみ)の歴史と、四季折々の美しい花景色が溶け合う、心安らぐ場所です。この権現堂堤は、戦国時代の天正4年(1576年)頃には既に築かれていたといわれ、かつては暴れ川として恐れられた利根川(権現堂川)の洪水から幸手を守るだけでなく、遠く江戸の町を守る重要な役割を担う「御府内御囲堤」として大切に管理されていました。しかし、宝永元年(1704年)にはじめて決壊して以来、幾度も水害に見舞われた悲しい歴史も秘めており、現在も犠牲者の供養が行われているのです。

園内は、幸手権現堂桜堤として知られる4号公園を含め、特色の異なる4つのエリアで構成されており、そのうち「歴史と文化の薫る万葉の公園」をテーマにした3号公園に、今回ご紹介する展望の丘が整備されています。展望の丘は、公園の緑豊かな景色や、隣接する権現堂調整池(行幸湖)の水辺の眺めを楽しめる小高い場所です。3号公園には、他にも梅やハギ、フジバカマといった万葉集にゆかりのある花々が植えられ、歴史に思いを馳せながらのんびりと散策できる憩いの空間が広がります。

権現堂公園の一番の魅力といえば、やはり幸手権現堂桜堤です。約1kmにわたって約1,000本のソメイヨシノが咲き誇り、堤の斜面を埋め尽くす菜の花の黄色とのコントラストは、関東でも有数の美しさで知られています。春の「桜まつり」の時期には多くの花見客で賑わい、桜堤の中ほどにある峠の茶屋では、手造りのパンや地元の物産品を求めることができます。

また、権現堂公園の素晴らしいところは、桜の季節が終わっても一年を通して様々なお花に出会える点です。初夏にあたる6月には色とりどりのあじさいが咲き誇り、夏には菜の花畑の跡地にひまわりが、そして秋の9月頃には、真っ赤な絨毯のように咲き広がる曼珠沙華(彼岸花)が訪れる人々の目を楽しませてくれます。

さらに、2022年10月に全面開園した2号公園には、レクリエーションを目的としたデイキャンプ場や、お子さまが歓声を上げる大型遊具も充実しており、家族みんなで一日中楽しめます。特に、大きな船の形をした遊具や、高低差を活かしたロングスライダーは、子どもたちに大人気です。

  • 曼珠沙華まつり
    ・三福だんご店
    »特製しょうゆ 500円
    »曼珠沙華 500円
住所 埼玉県幸手市権現堂
電話 0480-44-0873

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カテゴリー: 埼玉県満島真之介
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