【神奈川】藤沢「湘南 魚つる Hanare」

藤沢駅南口から線路沿いに歩いてすぐの場所にある湘南 魚つる Hanareは、地元に長年愛される鮮魚店が直営する、魚料理の専門店です。本店である「湘南 魚つる」は1932年に創業し、もともとはご祖父様が腰越で漁師をされていたことから始まった、90年以上の歴史を持つ魚のプロフェッショナルとして、藤沢の台所を支えてきました。その確かな目利きと、「いろんな種類の美味しい魚をもっと気軽に楽しんでほしい」という想いから、オープンしたのがこちらの魚つる Hanareです。店内は白と青を基調にした明るいナチュラルテイストで、魚料理のお店というよりもカジュアルなレストランの雰囲気があり、女性やお子様連れのファミリーでも入りやすい空間になっています。

何といっても最大の魅力は、魚屋直営だからこその鮮度と品揃えの豊富さです。本店で仕入れを担当されている専務が、長年の経験で培った目利きを活かし、毎日のように小田原や長井、沼津、伊東といった近隣の市場へ出向いて鮮魚を買い付けています。相模湾や駿河湾の近海物はもちろんのこと、北海道や日本海産の旬の魚介も幅広く取り揃え、一般のお店ではなかなか出会えないような珍しい魚種がメニューに並ぶこともあります。魚好きの地元のお客様からはもちろん、近隣の飲食店からも信頼されるほどの仕入れ力を背景に、「魚屋だからこそできる」ボリュームと価格で提供されています。また、お食事を楽しんだ後は、すぐ隣にあるフジサワ名店ビル地下1階の「湘南 魚つる」本店で、新鮮な魚介類をお土産として買って帰れるのも嬉しいポイントです。

ランチタイムには、午前11時の開店と同時に満席になってしまうほどの人気で、世代を問わず多くのお客様に支持されています。お昼のメニューで特に人気なのが、見た目も豪快な魚屋の特選刺身定食です。この定食には、その日の朝に仕入れた日替わりの刺身が7種類もたっぷり盛られていて、王道のマグロや旬のブリ、太刀魚に加えて、大紋ハタやオジサンといった珍しい魚が並ぶこともあり、その日の仕入れによって中身が変わるため、いつ訪れても新しい発見があります。ご飯と味噌汁の他に茶碗蒸しと小皿も付いてきて、お刺身を心ゆくまで堪能したい方にはぴったりの一品です。

そして、魚介の美味しさをあれこれ少しずつ楽しみたい方には、本日の日替わり御膳もおすすめです。こちらは「お刺身」「煮魚または焼魚」「揚げ物」の3種類の中から、お好きなメイン料理を2つ選ぶことができる贅沢な御膳で、お魚好きにはたまらない組み合わせを楽しめます。また、お店の名物メニューとして知られるはなれ丼は、特製の漬けダレに絡めた色々な魚種が入ったバラちらし丼で、海鮮茶碗蒸しと温泉卵が付いてくるのが特徴です。最初はそのまま魚の美味しさを味わい、途中で温泉卵をからめると、まろやかな味わいに変化し、二度美味しいと評判です。お刺身や丼ぶりだけでなく、充実したお酒のラインナップと共に魚料理が楽しめる夜の営業もリピーターが多く、地元のお客様に愛される「湘南の魚めし」をぜひ味わってみてください。