甲府駅の南口エリアにオープンした新しい名所小江戸甲府花小路の中に店を構える、焼きとん・焼きとりがメインの大衆居酒屋チェーン店です。この小江戸甲府花小路は、かつて城下町として栄えた甲府の賑わいを現代によみがえらせた、情緒あふれる町並みが魅力のスポットです。四文屋 甲府花小路店は、甲府城の南側に広がるこの風情ある小路の一角で、美味しいお酒と気の利いたつまみを提供する場として、多くの人々に愛されています。グループとしての四文屋は、平成10年11月に小さな焼きとん・焼きとり屋として始まりました。創業当初から「居心地の良い空間で、うまい焼きとり・焼きとんを、できるだけ安価で食べてもらう」という、シンプルでありながらも追求し続けるべきコンセプトを大切にしており、その理念はこの甲府花小路店にもしっかりと息づいています。

四文屋 甲府花小路店の大きな特徴は、この花小路の雰囲気に合わせた店作りです。店内にはカウンター席やテーブル席の他に、ゆったりと過ごせるお座敷席も備えており、お一人様で気軽に立ち寄るサク飲みから、ご家族や職場の会合など、幅広い利用シーンに対応しています。特に、風情ある町並みを肌で感じられるテラス席での「外呑み」は、この店ならではの醍醐味として人気を集めています。甲府駅からは徒歩約15分ほどの立地で、観光客はもちろん地元の方々の憩いの場としても機能しています。また、一般的な居酒屋とは異なり、お昼の11時半から営業しているのも嬉しいポイントです。旅の途中のランチタイムの利用や、明るいうちから楽しむ「昼呑み」もでき、旅の自由度を広げてくれます。店舗のある小江戸甲府花小路は、石垣や灯籠、石畳みの路地が続き、江戸の粋な文化が花開いた城下町の賑わいを、現代の感性で再現した「遊」のエリアです。この情緒豊かな空間で、質の高い料理を気軽に楽しめるのが魅力です。

同店で提供される串焼きは、毎朝手作業で一本ずつ丁寧に串打ちされ、熟練の技で炭火焼きにされています。メインの焼きとんでは、分厚く噛み応えのあるタンや、プリッとした弾力と滑らかさを併せ持つハツ、噛むほどに旨味が溢れるカシラなど、部位ごとの食感と味わいの違いを塩やタレで満喫できます。特に、絶妙な焼き加減でとろけそうな食感に仕上げられたレバーや、ジューシーでプリプリのシロは、甘辛い特製のタレとの相性が抜群で、多くのお客様から愛されています。ホルモン系だけでなく、焼き鳥や焼きぎゅうなども用意されており、バリエーション豊かな串焼きを存分に楽しめるのが四文屋の魅力です。

焼き物と並ぶ定番人気が、もつ煮込です。牛や豚の5種類のもつをじっくりと煮込み、とろとろになるまで柔らかく仕上げた一品で、上品な風味の西京味噌のまろやかな味わいが、もつの持つ奥深い旨味を引き立てています。様々な食感が同時に楽しめ、串焼きの合間にぴったりです。また、ぜひお試しいただきたいのが、低温調理で仕上げる豚ホルモン冷製三点盛です。火を通す「焼き」とは全く異なるアプローチで、タン、ハツ、レバーの三種類を冷製で提供しています。特にレバーは、まるでペーストのような滑らかでマイルドな食感で、おろしニンニクや生姜などの薬味を添えて塩胡麻油でさっぱりといただけば、病みつきになること請け合いです。お飲み物では、金宮焼酎 梅割りがおすすめです。コップの表面張力ぎりぎりまで焼酎を注ぎ、そこに梅シロップを注ぐという、豪快で粋な提供スタイルが人気を呼んでいます。甘酸っぱくて飲みやすいので、飲み過ぎにはご注意ください。さらに、甲府花小路店限定の〆の一品として、四文屋団子もあります。ほんのり甘いふわもち食感のお団子に、焼きとりのあの香ばしいタレを絡めて炙ってあり、甘じょっぱい不思議な味わいが、お食事の楽しい締めくくりとなります。