茨城県ひたちなか市の佐和駅近くに店を構える「ふじ屋」は、地元の方から「二刀流」のお店として親しまれている個性豊かなお店です。2021年にオープンして以来、昼は揚げたての本格的なとんかつ、夜は炭火焼肉が楽しめるお店として、早くも評判を集めています。オーナーが長年の夢であったご自身のお店を持ちたいという想いから、コロナ禍という難しい時期に個人経営の店として挑戦を始められました。店内はテーブル席の他に小上がり席も用意されているので、ご家族連れや少人数でのグループ、またお一人様でもゆったりと食事の時間を過ごすことができます。

最大の魅力は、なんといっても「とんカツと炭火焼肉」という二つの顔を持っていることです。ランチタイムはとんかつ専門店として営業し、サクサクとした衣の食感とジューシーなお肉の旨みを大切にした揚げ物を提供しています。低温でじっくりと時間をかけて揚げることで、衣が白く、肉の旨みを閉じ込めた柔らかな仕上がりになるのが特徴です。夜になると雰囲気は一変し、炭火の香りが食欲をそそる本格的な焼肉店へと様変わりします。夜のメニューでは、特に茨城県のブランド牛である常陸牛を使ったメニューが充実しており、質の高いお肉を炭火で味わえるぜいたくな時間が待っています。

ランチタイムの定番で人気を集めているのが、ロースカツ定食やヒレカツ定食です。分厚いのに柔らかく、口の中でとろけるような肉質が自慢で、特にその軽い衣は老若男女を問わず多くのお客様に喜ばれています。ご飯と千切りキャベツ、そして季節によってはシジミの旨みが染みわたるお味噌汁が、定食のおかわり自由なところも嬉しいサービスです。揚げ物のお供に人気のアジフライ盛りは、アジフライに加えてエビフライやヒレカツも一度に楽しめる欲張りなメニューとして、特にランチタイムに人気があります。

ディナータイムの焼肉メニューでは、常陸牛の上ハラミや、じっくりと熟成された味わいが楽しめる上タン塩などが特におすすめです。また、お店の方が漬け込んだキムチやナムル各種、さらにはビビンバ、冷麺、コムタムスープといった韓国料理も豊富にそろえられているため、焼肉と共に本格的なサイドメニューを味わうことができます。とんかつメニューのサイドとしても人気が高いのがチーズ大葉巻きで、大葉の爽やかな香りと、揚げられた衣の中からとろりと溶け出すチーズの相性が抜群で、女性のお客様にも好評です。このように、昼夜で異なる専門的な料理を両方楽しめるのが「ふじ屋」ならではの魅力です。ぜひひたちなか市を訪れた際には、お昼のとんかつと夜の焼肉、どちらの味も試してみてはいかがでしょうか。