【東京】駒沢「地理系ブックカフェ空想地図」

画像はイメージです。

駒沢大学駅「地理系ブックカフェ空想地図」

東急田園都市線駒沢大学駅の近くにたたずむ、地理の世界に浸れるブックカフェが、地理系ブックカフェ空想地図です。駒沢大学駅西口から歩いて4分ほどの住宅街にあり、2022年にオープンしました。珍しい地理専門のブックカフェとして、遠方から足を運ぶファンもたくさんいるお店です。店主の田中夫妻が温かく迎えてくださり、ゆったりとした時間の流れの中で、お気に入りの一冊を探すことができます。

このカフェの最大の特徴は、店名にもあるように「地理」に特化した約1200冊以上の書籍が並び、飲食の注文で全て自由に読めることです。地図帳や地理学の本はもちろん、旅や鉄道に関する本など、知的好奇心をくすぐる本に囲まれて過ごせる空間が広がっています。店名の「空想地図」は、架空の都市の地図を作ることから地理に興味を持った店主の思いからつけられました。お店は、地図・地理好きが心ゆくまで語り合える場所として親しまれ、近隣の駒澤大学で地理を学ぶ学生さんたちも訪れて交流する、架空の都市が現実のつながりを生み出す場所になっています。ほぼ毎週イベントも開催され、地理の奥深さや楽しさを共有する場としても機能しています。

読書の時間をより豊かにしてくれるのが、充実したフードやドリンクメニューです。おひとりでも訪れる方が多いですが、Wi-Fiと電源が使える席もあり、テレワークや勉強場所として利用される方も多くいらっしゃいます。スイーツやドリンクも豊富で、コーヒーや紅茶と一緒に静かに本を読み進める時間は格別です。また、夜には全国各地から取り寄せられたクラフトビールも用意されており、お気に入りの本を片手にゆったりと大人時間を楽しむのもおすすめです。

そして、このお店の人気の理由は、地理にちなんだネーミングのオリジナル料理にもあります。たとえば、人気の「静浜カレー」は、架空の都市である静浜市のカレーをイメージして作られていて、お店のコンセプトを表現した一皿です。また、どこか懐かしい味わいの「ナポ地理タン」や、とろとろ卵が魅力の「自家製とろっとろジオムライス」といったメニューも用意されています。平日には数量限定の日替わりランチも登場し、訪れるたびに新しい味や本との出会いが待っている、魅力的なブックカフェです。地図や地理の世界を深く知りたい方にも、静かな場所でゆったりと読書を楽しみたい方にも、ぜひ一度訪れていただきたい場所です。