【埼玉】川越「Azzurri KOEDO りそなコエドテラス」

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本川越駅「Azzurri KOEDO（アズーリコエド）」

Azzurri KOEDOは、小江戸川越のシンボル的な蔵の街の中心にひっそりと佇む、地産地消のこだわりが光るイタリアンレストランです。このお店は、国の登録有形文化財に指定されている歴史的建造物「りそなコエドテラス」の二階にあります。元は、大正7年（1918年）に建てられた旧第八十五国立銀行本店本館という、100年以上の重厚な歴史を持つ建物で、当時の面影を残しながらもエレガントに生まれ変わった空間が魅力です。かつての銀行の風格と、モダンなイタリアンの融合という、他にはない特別な雰囲気を楽しめます。

この歴史的な空間を活かしたサービスが、Azzurri KOEDOの大きな特徴のひとつです。建物が銀行だった頃の「旧頭取室」は、大切な会食や記念日のお祝いに最適な貸切の個室として利用できます。また、重厚な鉄扉が残る「旧金庫室」は、今では温度管理の行き届いたワインセラーや、雰囲気満点の客席の一部として生まれ変わっています。このような歴史の息吹を感じる場所で食事をいただけるのは、とても貴重な体験になりますね。門平シェフは本場イタリアで修行を積まれましたが、現地でも、埼玉と同じ内陸で海に面していない土地を選んで野菜料理を学んだというエピソードがあり、開店前から地元の豊かな食の魅力に注目されていた、そのこだわりが垣間見えます。

お料理の根幹にあるのは、「埼玉の食の魅力を最大限に引き出すこと」です。ディナーでは、その日の入荷状況に合わせて厳選素材を使い、シェフが心を込めて仕立てるおまかせコースのCena Specialeが人気です。旬の素材の魅力を存分に引き出した、繊細でエレガントなお料理の数々は、味はもちろんのこと、見た目の美しさでも特別なひとときを彩ってくれます。ランチタイムには、お昼の集まりやビジネスランチにもおすすめのコースが2種類用意されており、中でも埼玉の食材で季節の移ろいを味わえるスタンダードコースは特に好評です。

Azzurri KOEDOのイタリアンに彩りを与えるのが、新鮮な地元産野菜です。地元の若手農家が結成した「さいたまヨーロッパ野菜研究会」から仕入れる、日本ではまだ珍しいヨーロッパ野菜の数々は、年間約60種類にも及びます。これらの鮮度に優れた野菜が、パスタやメイン料理に豊かな風味と色彩を添えてくれます。また、狩猟免許を持つシェフが腕を振るう肉料理は、埼玉ブランドの武州和牛といった上質な素材を使い、力強くも繊細な味わいに仕上げられており、美食家の方々を唸らせる逸品です。お料理をより一層楽しむためのワインセレクションも充実しており、100種以上ものイタリアワインと、地元秩父にある兎田ワイナリーの県産酒を取り揃えています。価格帯も幅広く用意されているため、お料理や気分に合わせて最適な一本を選んでいただけます