「Paris Hawaii」
ハワイの美食シーンに新たな風を吹き込む、独創的なフレンチ・アイランド・キュイジーヌのレストランがPARIS.HAWAIIです。地元の新鮮な恵みとフランス料理の伝統が見事に調和した、エレガントで革新的なダイニング体験を提供しています。元々はワイキキのシーサイド・アベニューにオープンし、瞬く間に人気を集めましたが、現在はカカアコの複合施設SALT at Our Kakaʻakoというより親密な空間に移転し、新たな歴史を紡いでいます。オーナーシェフのユウヤ氏は、北海道出身で大阪での修行を積み、さらにはパリの著名なレストランでスーシェフを務めた確かな技術を持っています。ハワイへ移住してからは、島の文化や食材の奥深さに魅了され、そのインスピレーションを料理に反映させているそうです。
このお店の何よりの特徴は、ハワイの自然がもたらす豊かな恵みを最大限に活かした「アイランド・フレンチ・キュイジーヌ」という独自のスタイルを確立している点にあります。メニューは季節の移り変わりや地元の食材の入荷状況に応じて定期的に内容を変えるプリフィックス・コースのみとなっており、訪れるたびに新しい発見と驚きがあります。シェフはクラシックなフランス料理の技術を基盤にしながら、南国の風味を巧みに取り入れ、一皿一皿をまるでアート作品のように仕上げています。地元の農家や漁師から直接仕入れた新鮮な素材を使うことで、ハワイの「地産地消」の精神を体現し、お客様にその土地の物語を伝えているのです。オープンキッチンやシェフズ・テーブル、プライベート・ダイニングの空間も用意されており、大切な記念日や特別なディナーのひとときを演出してくれます。
コースの中で特に注目を集めているのは、メインディッシュの肉料理や魚料理です。例えば、地鶏を使った繊細な一皿や、深いコクと香りが楽しめるサフラン・リゾットなどが登場することもあります。また、日本からの技術とハワイの素材が融合した代表的な料理として、和牛とブラックアンガス牛の交雑種である**ワシュウ・ビーフ**を、香り高いキアヴェ材で丁寧にグリルするメイン料理が提供されることがあります。添えられる付け合わせにもシェフのこだわりが光り、地元農園のポテトをなめらかなピューレにしたり、新鮮なクレソンなどのマイクログリーンが彩りを添えたりと、ハワイの多様な農作物の魅力を発信しています。
さらに、ハワイ近海で獲れる新鮮な魚介を使った料理も、このレストランの大きな魅力の一つです。例えば、ハワイ語で「赤い魚」を意味する深海魚の**オナガ**や、コナ・カッチーなどの魚を使った一皿は、フランスの伝統的な調理法とハワイの海の恵みが融合した味わいが楽しめます。コースの締めくくりを飾るデザートにも、ハワイならではの工夫が凝らされており、健康志向の方にも人気のアサイ・ボウルをモチーフにした、風味豊かでデカダンなデザートなどがメニューに並ぶこともあります。このように、PARIS.HAWAIIは、古典的なフレンチの技法に敬意を払いながら、ハワイのローカルな食材とシェフのユニークな感性を織り交ぜることで、訪れる人々に忘れられない特別な食の体験を提供しています。
- コナカンパチのカルパッチョ
- ガーリックシュリンプ
- グリル和州牛テンダーロイン
| 住所 | ハワイ413 Seaside Avenue Holulu HI 96815 |
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| 電話 | (+1) 8082129282 |
