君津駅「エル プランタン(eL PLINTEMPs)」
千葉県木更津市港南台に暖かな佇まいを見せる「フランス伝統菓子 エル・プランタン」は、君津駅からも車で8分ほどの場所にある、本格的なフランス菓子が楽しめるお店です。2014年10月に開業して以来、地元のお客様に愛され続けています。店名には「春」を意味するフランス語が使われており、その名の通り、訪れる人々に明るく華やかな気持ちを運んでくれるような空間が広がっています。
このお店のオーナーシェフである山本晋介氏は、大学で電子工学を学んでいたところから洋菓子の道へと転身した、ユニークな経歴の持ち主です。国内での修行を経た後、「食の都」として名高いフランス・リヨンのショコラトリーで本場の技を磨きました。帰国後も横浜の大手パティスリーで経験を重ね、洋菓子コンテストでは優勝や銀賞、銅賞、会長賞など数々の受賞歴を持つ実力派のパティシエです。確かな技術と情熱が込められたお菓子は、多くの人々の心を捉えています。
このお店ならではの特徴は、「ナチュラル・癒やしのガーデン」というコンセプトです。まるで公園に立ち寄るように気軽に訪れて、ホッと一息つけるような気分転換の場所を提供したいというシェフの想いが込められています。室内とテラスにはイートインスペースも用意されており、購入したお菓子をすぐに味わいながら、豊かなひとときを過ごすことができます。また、「シルクロードの東の終着点 歴史とロマンあふれる木更津、君津の里で生まれたケーキ」という、この土地への愛着を感じさせる表現からは、地域に根差した創作活動への情熱が伝わってきます。フランス伝統菓子を基礎としつつ、千葉県産の新鮮なフルーツなど、地元の恵みを取り入れたお菓子づくりにも力を入れているのが魅力です。
数あるメニューの中でも特に注目したいのが、グランプリ受賞作の「Basque au fromage(バスク・オ・フロマージュ)」です。フランス伝統菓子の「ガトーバスク」にチーズを取り入れたスペシャリテで、その味わいはシェフの代名詞とも言えるでしょう。さらに、パティシエの技が光る逸品として、2023年の千葉県洋菓子作品コンテストで銅賞に輝いた「キャラメルとリンゴのタルトショコラ」も人気を集めています。チョコレート生地にキャラメルとリンゴの風味が溶け合う、複雑で奥深い味わいが特徴です。
お店のケーキは、クリームのコクとフルーツの甘酸っぱさをいかに調和させ、深みのあるおいしさを生み出すかに情熱を注いで作られています。定番人気の「苺のショート」は、素材の良さが際立つ一品です。また、季節の移り変わりを感じられるモンブランも見逃せません。秋の味覚として人気の「和栗のモンブラン」のほか、北海道産のえびすカボチャを使ったモンブランなど、その時期ならではの美味しさを楽しめます。食の都リヨンでの修行経験を活かしたショコラもまたこのお店の名物で、口どけの良さと美しさは、熟練のテンパリング技術によるものです。その美しさから「宝石のよう」と称される生菓子をはじめ、一つひとつにこだわりと愛情が込められたお菓子たちが、旅の思い出に素敵な彩りを添えてくれます。
- アールグレイ 700円
- 和梨とシャインマスカットの季節のタルト 830円
- 苺のショート 720円
- ティラミス 620円
- 和栗のモンブラン 730円
- ティファニー 680円
- 純生カスターシュー 400円
| 住所 | 千葉県木更津市港南台1-33-1 |
|---|---|
| 電話 | 0438-40-5035 |
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el-printemps.com…
