【東京】日本橋「だしいなり海木」

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新日本橋駅「だしいなり海木 日本橋店」

福岡県で誕生し、日本料理の技を活かした独自の味で多くのファンを持つだしいなり海木 日本橋店は、新日本橋駅直結のコレド室町テラス1階にあるテイクアウト専門のお店です。お店のルーツは1983年に福岡県大牟田市で創業した日本料理店「海木」にあります。初代店主である岡林憲次さんが、コース料理の締めとしていなり寿司が苦手だった女将さんのために考案したのが、現在も看板商品であるだしいなりでした。この独創的なお稲荷さんが評判を呼び、博多への移転を経て、創業35周年の節目となる2019年に、だしいなりの専門店として生まれ変わりました。同年9月、江戸の食文化の中心地の一つであった東京・日本橋室町に二号店をオープンさせ、その優しい味わいを関東でも届け始めました。

だしいなりの誕生には、女将さんへの思いやりに加え、お客様との温かいエピソードが詰まっています。この味は、いなり寿司の本場である江戸、そして現在の日本橋へと導かれるまでに、さまざまな物語を紡いできました。たとえば、東日本大震災の後に福岡に移住された関東のお客様が、このだしいなりに心を癒されたという経験が、東京の百貨店への催事出店、そして日本橋への進出を後押しするきっかけになったそうです。また、かつてJALの福岡から羽田へのファーストクラス機内食として採用されていたこともあり、その上品で確かな品質は折り紙付きです。お店が入る日本橋室町三丁目という場所は、昔いなり寿司屋があったという奇しき巡り合わせも伝えられており、時代を超えて食の文化を繋ぐような趣があります。日本料理の職人さんが培ってきた技藝を惜しみなく注ぎ込み、「ほっと安心する優しさ」を体現した一品は、食べる人の心までほころばせてくれます。

このお店を代表するだしいなりは、その丁寧な仕込みに特徴があります。使用するお揚げは、九州・熊本県の南関あげです。水分をほとんど含まないこの繊細な南関あげは、割れやすいため細心の注意を払ってゆっくりと油抜きされ、特製の鰹出汁にじっくりと煮含められます。この技によって、お揚げはたっぷりの出汁を吸い込み、ふっくらと柔らかい俵型になります。出来たてのだしいなりは、口に入れるとジュワッと出汁の優しい甘さが広がり、時間が経ってもパサつかず、もっちりとした食感が楽しめるところも魅力です。出汁のコクと上品な甘さは、いなり寿司が苦手な方にも愛される、まさにお店の歴史を象徴する味わいです。

だしいなり海木では、この極上の味を家庭でも手軽に楽しめる商品も用意されています。特製のだしをたっぷり含んだお揚げを缶詰にした「だしのお揚げ缶」は、優しい味わいが評判を呼び、人気を集めています。お持ち帰り専門のだしいなりは、お店側から「あたたかいうちに、その日のうちに」召し上がっていただくことがすすめられています。日本橋の地で、職人の手仕事と出汁の優しさを大切に守り続けるこの味は、ご自身へのご褒美はもちろん、大切な方への手土産としても喜ばれるでしょう。

  • だしいなり 4個 1490円
  • 海木 ほのじ 1080円
住所 東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス 1F
電話 03-6262-7824

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