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新潟県三条市に佇む、昭和の暮らしとものづくりの歴史を体感できる貴重な施設です。
金属加工で知られる三条市の企業、共和工業株式会社が運営するこの場所は、その名もKYOWA クラシックカー&ライフステーションといいます。
施設のルーツは、1963年(昭和38年)に創業した共和工業の創業者、故・松井恒雄氏の想いにあります。
松井氏が「社員たちに、ものづくりに関わる誇りを感じてほしい」という願いから、長年にわたってさまざまな生活の道具を収集し、社員教育に活用していました。
工場の移転に伴って旧工場が空いた際、その広大な建物を展示室として再利用し、集められた貴重なコレクションが一般にも公開されることになったのです。
施設内は、まるで昭和の街にタイムスリップしたような空間で、日本の高度経済成長期を駆け抜けた自動車や、暮らしを便利にした家電、生活用品などが所狭しと並んでいます。
単に古いものを陳列するのではなく、「生活の歴史を体験できる」ことを大切にしているのが、この施設の大きな特徴です。
数ある展示の中でも特に人気なのが、クラシックカーやクラシックバイクの試乗体験(事前予約制)です。
トヨタ スポーツ800やホンダ S800といった往年の名車や、二輪のZ750などを運転できる貴重な機会があり、実際に当時のエンジンの鼓動を肌で感じられます。
また、展示車両の多くはドアを開けて運転席に座るなど「触れる」ことが許されており、車好きでなくても当時の設計や内装の雰囲気を存分に味わえるのも魅力です。
展示されている車両は、華やかなスポーツカーばかりではありません。
むしろ、リヤカーに代わって活躍したオート三輪や、軽トラック、ファミリーカーといった、当時の人々の普段の暮らしを支えた実用的な車が中心です。
事業を通じて関わった車を中心に収集されているため、かえって保存されている数が少ない、大変貴重なコレクションになっています。
車以外にも、日本の自動車産業の黎明期を伝える展示があります。
例えば、1933年式英国車 オースチン・セブンや、それを手本に作られた1938年式国産車 ダットサン17TCなど、現代の公道ではなかなか見られないフォルムの車が並びます。
そして、国産コンパクトカーの元祖として知られるスバル 360とホンダ N360が並んで展示されている光景は、日本のモータリゼーションの「元気のあった時代」を感じさせます。
高級車の代名詞であったトヨタの初代 クラウンなど、今では見ることがない観音開きのドアを持つ車もあり、技術の進化を物語っています。
生活の歴史をたどる展示では、1950年代の「3種の神器」といわれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫から、時代とともに進化していく様子を系統立てて見られます。
洗濯板から洗濯機へ、氷を使う冷蔵庫から電気冷蔵庫へと、人々の暮らしが便利になっていく移り変わりは、子どもたちにもわかりやすい発見があります。
さらに、日本のモーターサイクルの源流となった車両も充実しています。
ヤマハ初のオートバイで「赤トンボ」の愛称で親しまれたYA-1や、ホンダ カブの元祖とされる自転車へエンジンを取り付けたF型など、日本の二輪史を形作った名車たちが顔を揃えます。
また、海外製の巨大なディスク交換式オルゴールや蓄音機などの音響機器もあり、案内の方に頼むとオルゴールの演奏を聴かせてもらえる場合があります。
ものづくりの誇りと、人々の生活の記憶が詰まった品々が、訪れる人々に時代の熱量を伝えています。
| 住所 | 新潟県三条市上須頃29−1 |
|---|---|
| 電話 | 0256-34-4440 |
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