地元に長年愛され、本格的な四川料理と名物の刀削麺が楽しめるお店が、**中華第一家 杜記**（とき）です。**元町・中華街駅**からも歩いてすぐの**横浜中華街**の、台南小路からすぐ近くの香港路という路地裏に佇んでいましたが、2025年4月24日にリニューアルオープンされ、以前よりも広く明るい空間となりました。お店を率いるオーナーシェフは、中国の有名店で総料理長を務めた経験をお持ちで、本場の味を日本で再現されています。徹底した調理管理のもと、本場仕込みの**刀削麺**と本格的な四川料理を提供し続けています。

こちらのお店の最大の魅力は、何と言っても中国の山西省の郷土料理である**刀削麺**（とうしょうめん）です。熟練の職人さんが手でこねた小麦粉の塊から、専用の包丁を使ってリズミカルに麺を削り、そのまま熱湯の鍋へと投入される様子は、お店の入口付近などから眺めることができ、その豪快な調理風景は訪れる方の目を楽しませるパフォーマンスにもなっています。手作りならではの、きめ細かく絹のような口触りの麺は、もちもちとした食感が特徴で、スープと絶妙に絡み合うことで、一度食べたら忘れられないおいしさだと評判です。また、**刀削麺**を含む**杜記**のすべてのお料理は、お客様の好みに合わせて激辛からピリ辛まで辛さを調整してもらえます。辛いものが得意な方も、辛さを抑えたい方も、本格的な四川料理の味を安心して楽しめます。

数あるメニューの中でも、特にお店で一番人気を誇るのは、オーナーの故郷の味が詰まった**杜記牛肉刀削麺**です。この**牛肉刀削麺**の牛肉は、酸味、苦味、甘味、辛味など10種類以上のスパイスとともに、なんと4時間もの時間をかけてじっくり煮込まれています。そのため、口の中でとろけるような柔らかさと、ギュッと凝縮された旨味が感じられます。スープも、丸鶏に豚骨や生姜などを丁寧にブレンドし、8時間かけて炊き上げた透き通った上澄みだけを使うという、大変手間暇のかかった逸品です。香り高いパクチーが添えられていますが、苦手な方には青菜に変更できるという細やかな心遣いも嬉しいポイントです。

麺料理以外にも、本格的な四川料理の神髄に触れるメニューが豊富に揃っています。見た目にも食欲をそそる真っ赤なソースに包まれた**麻婆豆腐**は、四川料理特有の辛さと豊かな香りが魅力的で、口の中で深い旨味が広がる奥深い味わいとなっています。また、お店のおすすめとして知られている**甜皮鴨**（てんぴや）は、鴨肉の皮がパリッとしており、甘じょっぱい風味が絶妙に調和していて食欲をそそります。さらに、大人数で囲んでシェアするのにぴったりな一品が、秘伝の味付けで仕上げられたまるごと一羽の**楽山特製鶏肉**です。じっくりと焼き上げられた鶏肉は、外はパリッと、中はジューシーで食べ応えも抜群です。**中華第一家 杜記**では、職人の技が光る**刀削麺**と、本場の味を守り抜いた四川料理を心ゆくまで堪能することができます。