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甲府駅近くの街中にありながら、建物全体を覆う蔦が印象的な、時が止まったような空間が魅力の喫茶店です。六曜館珈琲店 本店は、山梨の玄関口である甲府市の中心部に佇み、地元の方はもちろん、遠方から訪れる人々を温かく迎え入れてきました。その歴史は1970年代前半、具体的には1972年または1973年に始まります。当時、この場所にあった老舗旅館「萬集閣」の応接間を改装して、喫茶店として開業いたしました。駅前の喧騒から一歩足を踏み入れると、そこは別世界のような、落ち着いた雰囲気が広がっています。
店内の空間は「大正ロマン」や「昭和レトロ」といった言葉がぴったり当てはまる独特の趣があります。照明を落とした空間には重厚なジャズが流れ、訪れる人を優しい静けさで包み込みます。壁にはステンドグラスが光を透かし、店内には年代物のランプや時計、昔の電話機やマッチ箱といった様々な骨董品が飾られています。まるで物語の世界に入り込んだかのようなクラシカルな装飾品の数々は、オーナーの方が長年にわたり愛着を持って集めたものだそうで、一つひとつが六曜館珈琲店 本店だけの物語を語りかけてくるようです。例えば、白馬に乗った少年の絵が描かれたステンドグラスや、「一刻千金」の文字が刻まれた掛け時計など、店内の隅々にまで見飽きることのないユニークな装飾が見受けられます。こうしたこだわりが、六曜館珈琲店 本店を単なる喫茶店ではなく、憩いの時間を味わうための特別な場所として成立させているのです。
数あるメニューの中でも、まず味わっていただきたいのは、店名にもある通り一杯の珈琲です。お店の看板メニューである六曜館ブレンドは、注文が入ってから丁寧に豆を挽き、熟練の手でネルドリップ方式で抽出されます。ネルドリップ特有の滑らかな舌触りと、深みのある香ばしさが特徴で、創業以来、変わらず多くのお客様に愛され続けてきました。そのままの深い味わいを堪能するのはもちろん、ミルクを加えてまろやかな口当たりを楽しむのもおすすめです。また、夏場だけでなく一年を通して根強い人気を誇るのが、しっかりとした苦味とコクがあるアイスコーヒーです。穏やかな空間で、自分だけの一杯をゆっくりと味わう時間は格別です。
喫茶メニューと並び、このお店の個性として語り継がれているのが、夕方以降に提供される名物の食事メニューです。特に驚きをもって迎えられるのが、喫茶店では珍しい**餃子**です。夕方5時30分以降に登場するこの**餃子**は、薄皮でしっとりとした食感で、どこか家庭的な温かみのある味わいが特徴です。小ぶりながらもジューシーで、一度食べ始めると止まらなくなるほどの美味しさだと評判を集めており、喫茶店の静かな雰囲気の中で**餃子**を堪能するという、ユニークな体験ができます。**餃子**はテイクアウトも可能です。食事メニューでは、煮込まれたソースのコクがたまらないハヤシライスも人気を集めています。さらに、食後の甘い時間には、昭和レトロな雰囲気を纏ったスイーツも充実しています。定番の**レモンタルト**は、ほろっと崩れるタルト生地に、甘酸っぱいレモンクリームとメレンゲを添えた昔ながらの素朴なビジュアルが愛されています。そのほか、根強いファンが多いコーヒーゼリーパフェや、季節ごとに内容が変わるパフェも魅力的で、どのメニューも穏やかな時間のお供にぴったりです。この場所を訪れるたびに、古き良き喫茶文化と、店主の温かいもてなしを感じることができます。
| 住所 | 山梨県甲府市丸の内2-15-15 萬集閣 1F |
|---|---|
| 電話 | 055-222-6404 |
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