【帰れマンデー】サンドが愛する地元宮城 石巻・南三陸で絶品...
【あさこ梨乃の5万円旅】仙台牛タン『焼助』お店は?2022/9/1...
JR仙石線あおば通駅から歩いてすぐ、仙台の台所として知られる仙台朝市の近く、昔ながらの「仙台銀座」と呼ばれる通りに珈琲ふうぜはひっそりと佇んでいます。昭和のレトロな雰囲気が漂う、小さくて温かい昔ながらの喫茶店です。店内はカウンター席とテーブル席を合わせて10席ほどのこぢんまりとした空間で、お洒落なインテリアや雑貨が飾られ、初めて訪れる方でもどこか懐かしさを感じる落ち着いた時間が流れています。店主さんの細やかな気配りが心地よく、おひとり様でも気軽に立ち寄ってゆっくりと過ごせる場所として、地元の方々に長年愛され続けています。
こちらのお店を語る上で欠かせないのが、看板メニューとして多くの人を虜にしているハヤシライスです。そのハヤシライスは、創業当時から変わらないレシピで作られていて、牛肉と玉ねぎをトマトと赤ワインでじっくりと煮込んだ深い味わいが特徴です。最大の驚きは、そのルーの隠し味にコーヒーが使われていることでしょう。コーヒーを加えることで、家庭では出せないような、深みがありながらもまろやかで優しい味わいに仕上がっています。完熟トマトの酸味と具材の旨味が凝縮され、さらりとした舌ざわりが心地よく、硬めに炊かれたご飯と合わさることで、思わず夢中になってしまう一皿です。さらに、食事を終えた後には旬の果物がサービスとして提供されることが多く、こうした温かいおもてなしも珈琲ふうぜの大きな魅力となっています。
この唯一無二のハヤシライスの深い味わいは、トマトや赤ワインに加えて、16種類ものスパイスを巧みに使ったオリジナルレシピから生まれています。その美味しさは雑誌やテレビでも紹介されたことがあり、お店の壁には手書きのメニュー表や素敵な絵が飾られていて、訪れる人の目を楽しませています。注文してから素早く運ばれてくるハヤシライスは、その優しい味わいと相まって、忙しい日常を忘れてほっと一息つけるような、心温まる食事の時間を提供してくれます。
もちろん、店名に「珈琲」とあるように、飲み物も格別です。店主さんが自ら挽いた豆で淹れるこだわりのコーヒーは、濃厚な苦味が特徴で、食後のデザートにもぴったりです。特に、大きめのグラスにたっぷり注がれたアイスコーヒーは、その苦味がクセになる美味しさだと評判を集めています。また、甘いものが恋しいときには、手作りのスイーツはいかがでしょうか。さっぱりとしたレアチーズケーキや、濃厚なチョコレートケーキなどのメニューがあり、食事とセットで提供されることが多いコーヒーゼリーも、ほろ苦さが人気を集める名脇役です。ハヤシライスには、スタンダードなものに加えて、半熟卵を乗せたエッグハヤシや、ウィンナーを添えたウィンナーハヤシといったバリエーションもありますので、訪れるたびに違う味を試してみるのも楽しい過ごし方です。ノスタルジックな空間で、こだわりの食事とコーヒーを心ゆくまでお楽しみください。
| 住所 | 宮城県仙台市青葉区中央3-9-13 |
|---|---|
| 電話 | 022-711-7202 |
こちらは『珈琲ふうぜ(仙台駅西口・一番町/喫茶店)』のお店ページです。実名でのオススメが7件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!…