代々木公園駅「おそうざいと煎餅もんじゃ さとう」
代々木公園駅と代々木八幡駅からほど近い富ヶ谷エリアに店を構える「おそうざいと煎餅もんじゃ さとう」は、一見すると地域に溶け込んだお惣菜屋さんですが、実は奥に座敷席を設けたユニークなもんじゃ焼きのお店です。店頭のガラスケースには、食卓を彩るさまざまなお惣菜がずらりと並び、持ち帰りを待つお客さんの姿が絶えません。
このお店のオーナーは、近隣にある人気のポルトガル料理店『クリスチアノ』を手がける佐藤幸二氏で、そのスピンオフとして2017年3月にオープンしました。
最大の特徴は、一般的なもんじゃ焼きの常識をくつがえす「煎餅もんじゃ」というスタイルです。お店の名前にも入っている通り、最初に鉄板で生地を薄く広げて、パリパリの「お煎餅」を作るところから始まります。この生地には、しっかり手間をかけてとった出汁と厳選された国産の粉が使われていて、まずはこのパリパリのお煎餅をちびちびとつまんで、出汁の旨味と香ばしさを味わいます。
その後、お煎餅を崩しながら土手を作らずに具材と混ぜていくという、独特の食べ方で最後のもんじゃ焼きを楽しむ趣向です。
店内では、そうした独自の製法で作られるもんじゃ焼きのほか、テイクアウト専門のお惣菜も充実しています。並ぶお惣菜の数はおよそ20種類以上で、店主の故郷である愛知の祖母から受け継いだ味や、誰もが親しみを感じる定番のものが中心です。
お惣菜は、代々木公園でのピクニックや、ちょっとした食事のおかずに、日々の食卓を優しく支える存在として地域の方々に愛されています。また、店内でのもんじゃ焼き営業だけでなく、おうちで手軽に使える出汁パックや、離乳食のお子さんにも安心な無塩・無添加のお粥などの販売にも力を入れています。
もんじゃ焼きのメニューも非常に個性的で、世界の料理の要素を取り入れた創作もんじゃが評判です。たとえば、目を引くビジュアルとユニークな味わいのロシアもんじゃは、ビーツと牛すじを煮込んだボルシチ風で、仕上げにサワークリームを乗せるという斬新な一品です。 また、イタリアの高級ハムであるモルタデッラとクリーミーなブラータチーズを使ったイタリアドゥウェもんじゃは、まるで洋風の美味しさが詰まっています。 さらに、さっぱりとした味が好みの方には、塩昆布の旨味とレモンの爽やかな香りが絶妙なバランスを生むレモンじゃもおすすめです。 このように、型にとらわれない自由な発想と、厳選素材へのこだわりが、「おそうざいと煎餅もんじゃ さとう」の魅力になっています。地元の方々の台所として、また新感覚のもんじゃを味わえる隠れた名店として、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
- たらこもんじゃ+MCBトッピング 2090円
- 石垣島イカスミジューシーもんじゃ 2200円
| 住所 | 東京都渋谷区富ヶ谷1-9-22 守友ビル 1F |
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| 電話 | 03-6804-9703 |
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おそうざいと煎餅もんじゃさとう…
