銀座の中心、並木通りに店を構える、お箸の専門店です。1999年に創業し、日本の食文化に欠かせないお箸を通して、日々の暮らしに彩りと豊かさを届けています。店内には、北は北海道から南は沖縄まで、日本各地の職人が丹精込めて作り上げたお箸が常時2500種類以上も並んでおり、その圧倒的な品揃えは国内最大級を誇ります。木材の温もりを活かした素朴なものから、芸術品のように美しい工芸品までが一堂に会する様子は、まるで小さなお箸の美術館のようです。

こちらのお店で特に大切にされているのが、使う人の手にぴったりと馴染むお箸を提案することです。お箸は毎日、直接口に触れるものだからこそ、素材や形状、重さ、そして長さのわずかな違いが使い心地を大きく左右します。専門知識を持ったスタッフが、手の大きさを測ったり実際に持ってみたりするプロセスを丁寧にお手伝いしてくれるため、自分だけの一膳に出会うことができます。また、お箸の修理や塗り直しなどのアフターケアにも相談に乗ってくれるため、お気に入りのお箸を長く大切に使い続けたいという方々からも厚い信頼を寄せられています。

贈り物として不動の人気を誇るのが、職人の技が光る江戸木箸です。厳選された黒檀や紫檀などの硬い木材を用い、指に触れる面を極限まで削り出すことで、食べ物をつまみやすい機能美を実現しています。また、結婚祝いや還暦のお祝いとして選ばれることが多い夫婦箸も充実しており、桐箱に入った格調高いセットは、大切な方への真心を伝える品として喜ばれています。さらに、使い心地を追求した削り箸は、あえて表面に削り跡を残すことで滑りにくく、手に吸い付くようなフィット感が魅力の逸品です。

お箸以外にも、食卓を楽しく演出する箸置きのコレクションは目を見張るものがあります。季節の移ろいを感じさせる草花や、可愛らしい動物、縁起物をかたどったものなど、数え切れないほどの種類が揃っており、見ているだけでも心が弾みます。お子様向けには、正しい持ち方が自然と身につくように工夫された子供箸もあり、出産祝いや入学祝いの定番となっています。さらに、お箸に名前や記念日を刻印できる名入れサービスも行われており、世界に一つだけの特別な記念品を作ることができるのも、銀座の店舗ならではの嬉しいサービスです。

お店を訪れる際は、お箸の種類が非常に多いため、時間に余裕を持ってゆっくりと選ぶのがおすすめです。