松山総合公園
松山市の中央部に広がる標高131メートルの大峰ヶ台一帯を整備した、市を代表する総合公園です。松山市制100周年を記念して建設され、1987年(昭和62年)に開園しました。広大な敷地には、豊かな自然と季節の花々に包まれた遊歩道や、県内最大級の規模を誇る大型遊具があり、小さなお子様連れのご家族からウォーキングを楽しむ市民まで、幅広い世代に親しまれています。都市の喧騒から離れてリフレッシュできる、まさに松山の「緑の心臓」ともいえる大切な場所です。
この公園を語る上で欠かせないのが、山頂にそびえ立つ中世ヨーロッパの古城を思わせる立派な展望塔です。これは松山市の姉妹都市であるドイツのフライブルク市との友好関係を記念してデザインされたもので、異国情緒あふれる独特の佇まいが公園のシンボルとなっています。標高の高い位置に建てられているため、展望台からは松山城を中心とした市街地はもちろん、遠くには穏やかな瀬戸内海の島々まで360度のパノラマ絶景を見渡すことができます。特に夕暮れ時、街に明かりが灯り始める時間帯の美しさは格別で、訪れる人々に感動を与えてくれます。
お子様に絶大な人気を誇るのが、山の斜面を活かして作られた坊っちゃん夢ランドという巨大な複合遊具です。まるでお城のような形をした黄色い建物には、迷路のような通路や滑り台、ネット遊具などが組み合わされており、一日中走り回っても遊びきれないほどのボリュームがあります。また、別のエリアにあるちびっこ広場には、山の斜面を一気に滑り降りる長いローラースライダーもあり、風を切って進む爽快感に子どもたちの歓声が響き渡ります。広大な芝生広場も点在しており、お天気の良い日にお弁当を広げてピクニックを楽しむのにも最適な環境です。
春になるとさくらの丘を中心に約500本の桜が咲き誇り、お花見の名所としても賑わいます。また、園内には「椿園」もあり、松山市の花であるツバキが多種多様に植えられ、冬から春にかけて鮮やかな色彩で目を楽しませてくれます。2025年(令和7年)には、世界的建築家である安藤忠雄氏の寄贈により、子どもたちが本と親しめる文化施設こども本の森 松山がオープンし、新しい学びと遊びの拠点としての魅力も加わりました。歴史、自然、遊び、そして文化が調和した、何度訪れても新しい発見がある贅沢な公園です。
| 住所 | 愛媛県松山市朝日ヶ丘1丁目 外15 |
|---|---|
| 電話 | 089-923-9439 |
行く前に!見どころ&口コミをチェック
松山総合公園の観光情報 交通アクセス:(1)松山駅 バス 10分。松山総合公園周辺情報も充実しています。愛媛の観光情報ならじゃらんnet メインエントランス広場、花見広場、チビッコ広場、椿園、展望広場……
