【たけしのニッポンのミカタ 】食にこだわりすぎる達人大追跡...
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姫路の美しい城下町に長年根付いて、地元の米と水で丁寧な酒造りを続けているのが、姫路灘菊酒造株式会社です。創業は1910年(明治43年)で、お酒の神様をお祀りする手柄山の生矢神社の門前で、初代の川石酒造作氏が酒造りを始めたことが起源と言われています。社名の灘菊は、姫路の前に広がる海である「播磨灘」の「灘」と、花の中でも格調高い「菊」を組み合わせた、格式のある酒銘として親しまれています。現在も敷地内には創業当時からの趣ある木造蔵が立ち並び、昔ながらの風情を感じさせます。
こちらの酒蔵にしかない最大の特徴は、伝統を大切にしながら、常に新しい視点を取り入れている点です。現在の杜氏を務める川石光佐氏は、蔵元の三女として生まれ、平成16年に杜氏に就任されました。女性杜氏というだけでも珍しい存在ですが、川石光佐氏は、厚生労働大臣が認定する酒造技能士1級に合格し、さらに全国でも数少ない難関の南部杜氏組合杜氏試験にも合格されています。これは西日本では初めての快挙と報じられていて、その確かな技術と知識をもとに、繊細で丁寧な酒造りを続けていらっしゃいます。また、平成5年に姫路城が世界文化遺産に登録されたのを機に、地元の魅力を伝えるために観光と飲食の事業に力を入れ始めました。今では創業当初からの木造蔵の一部を改装した酒蔵レストランを併設し、年間10万人ほどのお客様が訪れる人気のスポットになっています。ここでは無料で蔵の一部を見学できたり、酒造りの道具が展示されていたり、試飲を楽しんだりすることができます。
この酒蔵では、「お酒と食文化のハーモニー」をモットーに、日本酒のおいしさを最大限に引き出すための手作りの料理を大切にしています。酒蔵レストランでは、地元で採れた食材を中心に使い、麹や甘酒、酒粕などの発酵食品をふんだんに取り入れた体に優しいお料理でおもてなしをしています。特に人気を集めているお料理が、元祖綿菓子牛鍋です。特選の和牛を使い、自家製の割下に、砂糖の代わりに綿菓子を加えています。綿菓子が溶け出すことによって、自然な甘みが広がり、お肉の旨みと日本酒の相性が抜群だと評判です。また、発酵食品の良さを詰め込んだ発酵御膳や、なめらかな口当たりの名物とろろごはんなども、体に優しいお料理として幅広い年代の方に喜ばれています。
お酒では、灘菊が代表銘柄で、純米大吟醸から本醸造まで幅広いラインナップがあります。さらに、女性杜氏である川石光佐氏の名前にちなんで、平成23年から醸造を始めたMISAシリーズも注目されています。これは無濾過の生酒にこだわり、米の旨みを活かしながら、しぼりたてのお酒を低温で熟成させているのが特徴です。爽やかな香りと味わいで、特に女性にも飲みやすいと好評です。この他にも、純米大吟醸のきくのしずくや大吟醸の酒造之助など、蔵人の方々が丹精込めて醸したさまざまなお酒が並びます。地元の良質な酒米を使い、小ロットで徹底した品質管理のもとで造られる「旬のお酒」を、ぜひ一度酒蔵で味わってみてください。約9割が地元姫路で消費されるという、まさに地元に愛され続ける「地酒」を堪造り続けている酒蔵です。
| 住所 | 兵庫県姫路市手柄1丁目121 |
|---|---|
| 電話 | 079-285-3111 |
兵庫県姫路市の灘菊酒造。清酒「灘菊」「きくのしずく」の醸造。酒蔵見学、酒造ならではのお食事をご提供しております。灘菊で造り上げられた数々の日本酒と歴史ある酒造をご紹介いたします。…