【沖縄】石垣島「由布島水牛車」

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由布島水牛車

西表島から目と鼻の先、周囲2kmほどの小さな島全体が植物園になっている、南国の楽園のような場所です。かつてこの島は多くの人々が暮らしていましたが、1969年(昭和44年)に大型台風の被害を受け、ほとんどの住民が対岸の西表島へと移り住んでしまいました。そんな中、島に残ることを決めた西表正治さん夫妻が、たった2頭の水牛とともに島を再生させ、10年の歳月をかけて現在のあふれるような緑に包まれた亜熱帯植物楽園を築き上げたのです。この由布島へと渡る唯一の手段であり、島の代名詞とも言えるのが、水牛がゆっくりと荷台を引いて海を渡る水牛車です。

水牛たちはとても賢く、3歳児ほどの知能があると言われています。それぞれの水牛には大五郎花子といった愛着のわく名前が付けられており、島内には家系図まで用意されているほど大切に育てられています。潮風を感じながら、三線の音色とともに海の上を15分ほどかけて進む時間は、日常の忙しさを忘れさせてくれる穏やかなひとときです。水牛たちが自分のペースで歩みを止めたり、用を足したりする様子も、この島ならではの微笑ましい光景として親しまれています。水牛車を御するスタッフの方が聞かせてくれる、水牛たちの性格や島にまつわるお話も、旅の素敵な思い出を彩ってくれます。

島内は色鮮やかな花々が咲き誇り、散策を楽しむのにぴったりの環境です。特に、日本最大級の蝶として知られるオオゴマダラが舞う蝶々園は、子どもたちにも大人気のスポットです。黄金色に輝く不思議なサナギを間近で観察できるほか、赤い色を好む蝶が帽子や服にそっと止まってくれるような、心温まる体験ができることもあります。また、島の中央にある水牛の池では、お仕事を終えた水牛たちが水浴びをしてリラックスしている様子を眺めることができ、動物たちのありのままの暮らしに触れることができます。

訪れる際の注意点として、由布島へ渡る水牛車は潮の満ち引きや天候によって運行状況が変わることがあるため、事前に公式サイトなどで時間を確認しておくと安心です。島内は歩いて1時間ほどで一周できる広さですが、日差しを遮る場所が少ないエリアもあるため、帽子や飲み物などの熱中症対策は欠かせません。また、水牛車に乗る際は、水牛たちの負担にならないよう、スタッフの方の案内に従って静かに乗車するのがマナーです。雨天時でも水牛車には屋根が付いているため乗車可能ですが、足元が濡れやすくなるため、動きやすく汚れても良い履物でのお出かけがおすすめです。

由布島には、地元の食材を活かしたお料理を楽しめるレストランや、波の音を聞きながら一息つける茶屋も完備されています。由布島オリジナルジェラートは、島で収穫されたフルーツなどの自然な甘みが口いっぱいに広がる、散策後のお楽しみとして外せない一品です。石垣島や西表島から日帰りで訪れることができるこの場所は、のんびりとした島時間に身を任せたい方にぴったりの目的地と言えるでしょう。

住所 〒907-0011 沖縄県石垣市八島町2丁目724°20’52. 123°55’59.

カテゴリー: 岡村隆史沖縄県
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