八木の耳かき
香取市の小江戸と呼ばれる佐原の古い町並みに、全国から注目を集める特別な手作り耳かきのお店があります。それが、八木の耳かきです。高級木材である紫檀や黒檀など、硬い原木を使った耳かきを専門に製作する、大変珍しい職人さんの店として知られています。
お店は、佐原の伝統的な文化や生活に触れることができる「佐原まちぐるみ博物館」の一号館も兼ねていて、建物自体が町並み保存に貢献しています。もともとは創始者の八木実さんが始められ、現在は二代目の八木昇さんがその技術と精神を受け継いでいます。二代目の昇さんは、なんと元オートレーサーという異色の経歴を持った職人さんで、その確かな技術と研ぎ澄まされた感覚を耳かきづくりに活かしていらっしゃいます。
八木の耳かきの最大の特徴は、お客様の耳に合わせて一本一本、手作業で調整して仕上げるオーダーメイドであることです。ナイフを使って丁寧に削り出される耳かきは、使う方の耳の穴の形や耳垢の種類に合わせ、その場で細かく微調整されます。こうして作られた耳かきは、まさに世界に一つだけの「自分専用」となるのです。この細やかな調整と確かな技術があるからこそ、耳掃除の道具としてだけではなく、芸術品としても高く評価されています。
使用される素材は、紫檀や黒檀、チューリップウッドといった、高級家具や楽器にも使われるような貴重なハードウッドです。一般的に耳かきに使われる竹や黄楊とは異なり、硬い木材のため「しなり」はほとんどありません。しかし、独自の形状と職人さんの技術によって、従来の耳かきの概念を覆すほど「よく取れる」と評判を呼んでいます。特に、耳あかをしっかりと掻き集めることができ、「カリカリ」「コリコリ」という独特な掻き心地の良さから、一度使ったら手放せない愛用品になる方が多いそうです。また、万が一、使い心地が悪くなったり破損したりした場合も、メンテナンスを受け付けているため、まさに「一生もの」として長く愛用できることも人気の理由となっています。
その評判の高さから、現在八木の耳かきは、注文からお手元に届くまで4年から5年以上待つほどの人気を集めています。ご来店の際は、佐原の歴史を感じる町並みを散策しながら、その場で耳の形に合わせた調整をしてもらうのが一番ですが、事前に電話などで最新の情報を確認してから訪れることをおすすめします。お店は美味しいお団子屋さんと一緒になっており、観光の途中に立ち寄って、佐原の風情を感じるのも素敵な思い出になりますね。
- 紫檀 3000円~
| 住所 | 千葉県香取市佐原イ−504 |
|---|---|
| 電話 | 090-4620-6765 |
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