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荒川区南千住にございます泪橋大嶋屋提灯店は、大正2年(1913年)に創業した、東京に長く続く提灯のお店です。江戸時代の宝暦年間(1751年~1762年)にルーツを持つ「大嶋屋」の屋号を継ぎ、暖簾分けによってこの南千住の地に店を構えました。現在は三代目の村田修一さんと四代目の村田健一郎さんが、親から子へと受け継がれてきた伝統の技を守り続けていらっしゃいます。店名の泪橋は、かつてこの地が罪人たちが家族と別れる際に涙を流した場所に由来すると伝えられています。南千住駅から歩いて約5分、歴史と情緒あふれるコツ通り商店街の近くで、昔ながらの提灯を作り続けているのですね。
泪橋大嶋屋提灯店の大きな特徴は、東京都の伝統工芸品にも指定されている江戸手描提灯を作り続けていることです。明治時代には提灯の製造と文字を描く作業が分業されるようになり、このお店では提灯の顔ともいえる火袋に、文字や家紋などを一つひとつ手描きで入れられています。力強さの中にもなめらかさがある、バランスの取れた江戸文字が魅力とされています。三代目の村田修一さんは、ことわざや格言を駄洒落にした絵である地口絵の、今では数少ない描き手としても知られています。また、お祭りや神社仏閣、飲食店で使われる提灯はもちろんのこと、歌舞伎の舞台で使われる特別な小道具の提灯も多く手がけていらっしゃるのですよ。近年では、伝統の技を守りながらも、四代目の村田健一郎さんが現代の暮らしに合う新しい提灯の形を模索していらっしゃいます。「東京手仕事」という取り組みでは、スマートフォンを提灯の中に入れて、光と音楽を一緒に楽しめるOTO CHOCHIN(オト提灯)というユニークな商品も生み出されました。
お店では、さまざまな種類の提灯が作られています。例えば、細長い形や丸みのある形が特徴の弓張提灯は、昔から親しまれてきた提灯の代表的なものです。お祭りなどでよく見かける背の高い高張提灯も、このお店の得意とする提灯の一つです。また、贈り物にもぴったりの可愛らしいミニ提灯も作られており、手軽に伝統工芸品を楽しめます。これらの提灯は、神社仏閣で使われる大きなものから、結婚のお祝いや開店のお祝い、さらには出産のお祝いといった個人的な記念の品まで、幅広い用途で注文を受けていらっしゃいます。代々受け継がれてきた家紋入りの提灯の張り替えも丁寧に手がけていらっしゃるのですよ。
泪橋大嶋屋提灯店では、提灯の製作工程も見学できることがあります。提灯職人さんが、まず提灯に霧吹きで水をかけ、和紙をゆっくりと伸ばします。そして、和紙が乾いてぴんと張ったところで、型紙を使って下書きをし、その上から文字や家紋を筆で一気に描き上げていく様子は、まさに職人技です。提灯の他にも、お祭り用の半纏や浴衣、扇子のデザインを手がけたり、携帯ストラップを制作したりと、その活躍の幅は多岐にわたります。工房で職人さんが作業する様子を間近で見られることは、日本の伝統文化と職人さんの真剣な手仕事を感じられる貴重な機会になるでしょう。
| 住所 | 東京都荒川区南千住2丁目29−6 大嶋屋泪橋 |
|---|---|
| 電話 | 03-3801-4757 |

南千住泪橋の江戸手描提灯:泪橋大嶋屋 – namidabashi ページ!
東京都指定伝統工芸品「江戸手描提灯」大正二年創業の老舗店です。各種提灯の揮毫(文字入れ)、オリジナルデザイン、製作体験等承ります。…