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東京・押上にあるは、建築家・隈研吾が外観とインテリアのデザイン監修を手がけた、個性的なデザインホテルです。東京スカイツリーを間近に望む押上の街に建ち、現代的な建築と昔ながらの下町文化を結びつけた空間が魅力です。建物は2017年1月に竣工し、2025年10月に現在の名称でリブランドオープンしました。地上10階建て、全142室のホテルで、押上駅から徒歩約3分という便利な場所にありながら、建築やアートに親しめる特別な滞在を楽しめます。
建物の大きな見どころは、外壁を覆う木材を大胆に組み合わせたファサードです。押上はかつて小さな町工場が集まり、ものづくりの文化が育まれてきた街でした。隈研吾は、そんな土地の歴史に目を向け、押出セメント板と木材を組み合わせることで、工業的な力強さと自然素材の温かみが共存する外観を生み出しました。建物の前面には木材が不規則に重なり合い、まるで木の枝を組み上げたような表情が広がります。均一に整えられた一般的なホテルとは異なり、素材そのものの質感を生かした建築は、下町の風景にも不思議となじんでいます。
設計のテーマとなったのは、街と空に開かれた「路地」のようなホテルです。1階には、古材を使った長いカウンターを中心に、フロントや飲食スペースをひと続きにする空間が計画されました。大きな建具を開くことで、建物の前を通る路地とロビーが自然につながる仕組みです。ホテルを宿泊客だけの閉じた場所にするのではなく、街の暮らしや文化と交流できる場所にしたいという、隈研吾の考えが込められています。2023年には、国際的な建築・デザイン賞であるヴェルサイユ賞のホテル部門で、外観に関する特別賞を受賞しました。
客室にも、建物全体に通じる工業素材と自然素材の組み合わせが取り入れられています。コンクリートの質感や木の温もりを生かした室内は、装飾を抑えたすっきりとしたデザインです。なかでも10階のは、芸術家の制作空間をイメージした56㎡の客室で、天井高は約3.15m。大画面シアターも備え、ゆったりとした時間を過ごせます。同じく10階のは、読書家のための書斎をテーマにした客室です。また、やには、東京スカイツリーを望む大きな窓が設けられ、都会の眺めを身近に感じられます。
もう1つの魅力が、屋上に設けられた「@rooftop」です。木々や緑に囲まれた空間からは、東京スカイツリーを目の前に、約180度に広がる街並みを眺められます。昼間は空へ伸びるタワーの姿を、夕方から夜にかけては刻々と表情を変える東京の風景を楽しめるのが特徴です。2025年のリブランドでは、24時間利用できるラウンジサービスも新たな魅力として打ち出され、時間に縛られず、自分らしく過ごせるホテルへと生まれ変わりました。
ホテルの周辺には、東京スカイツリーや東京ソラマチのほか、古くから親しまれてきた飛木稲荷神社などもあり、押上ならではの新旧の街並みを歩いて楽しめます。浅草方面へのアクセスもよく、東京観光の拠点としても便利です。建築をじっくり眺めたい方は、まず通りから木材が重なり合う外観を見上げ、館内では素材の組み合わせや空間の広がりに注目してみてください。屋上の利用時間は8時から22時までですが、施設の利用条件や営業時間は訪問前に確認しておくと安心です。街の記憶を建築に取り込みながら、東京の新しい文化を発信するは、宿泊そのものが建築鑑賞のひとときになるホテルです。
| 住所 | 東京都墨田区押上1丁目19−3 |
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| 電話 | 03-6657-5477 |
www.onetokyo.jp…