松輪の地にひっそりと佇む「海の幸 畑の恵 ぼーめん」は、訪れる人々を魅了してやまない隠れた名店です。
キャベツ畑の一角にその店はあります。この店は、実は船宿「棒面丸」が営む直営食堂であり、そのルーツは、もともと船釣り客の待合スペースだった場所を、店主が「獲れたての魚や作った干物・漬物を直接お客様に提供したい」という熱い想いから約7年前に食堂として始めたことにあります。漁師直営だからこそ実現できる、他に類を見ない鮮度と質、そして驚くほどのコストパフォーマンスが、このお店の最大の魅力と言えるでしょう。
料理は、まさに松輪の旬を凝縮した逸品ばかりです。看板メニューである「ぼーめん定食」は、日によって内容が異なる「漬け丼」と「魚のフライ」がメイン。
漬け丼には、その日に松輪で水揚げされたばかりのスズキ、イナダ、クロダイ、タチウオなどの地魚が贅沢に使われ、口に入れた瞬間に広がる脂の乗りと旨味が絶妙なハーモニーを奏でます。
また、フライはアジや太刀魚などが用いられ、サクサクとした衣とふっくらとした身の食感のコントラストが、食欲を一層掻き立てます。