八戸市の「6かく珈琲」は、古民家をリノベーションしたカフェです。
古い港町の住宅街に佇むその姿は、かつて病院や旅館として使われていたという歴史を持つ古民家をリノベーションしたもので、一歩足を踏み入れると、外界の喧騒から隔絶された、ゆったりとした時間が流れる別世界が広がります。
店主は元炭焼き職人という経歴を持ち、その経験から培われた知識と技術を活かし、珈琲豆の焙煎を全て七輪の炭火で行っています。
一度に焙煎できる量は800gと少量ですが、この伝統的な手法こそが、遠赤外線効果でじっくりと豆の中心まで熱を通し、豆の繊維を壊すことなく、ムラなく深い味わいを引き出す秘訣なのです。
これにより生み出される珈琲は、一般的な焙煎では味わえない、深く、しかし苦味がまろやかな、芳醇な香りと奥行きのある風味を特徴としています。
さらに、「医食同源」のコンセプトに基づき、提供される全ての食材がオーガニックであるという徹底ぶり。
珈琲豆はもちろんのこと、ミルクや砂糖、そして一緒に提供されるチョコレートや菓子の食材に至るまで、自然の味を損なわないよう、できるだけアナログな製法で製造されています。
これにより、アレルギーを持つ方や、食の安全に配慮したい方でも、安心して食事を楽しむことができます。
ヴィーガン対応のスイーツも提供されており、多様なニーズに応える姿勢もまた、この店の魅力の一つです。