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福井県鯖江市で、長く人々に親しまれてきた御菓子司です。江戸時代初期の寛永7年、1630年頃に創業されたと伝わります。当時の鯖江は越前・鯖江藩の城下町として栄えていて、このお店は総本山誠照寺の門前で、線香やロウソク、お供えのためのお菓子などを扱っていたのが始まりでした。時代が江戸中期になると、本格的にお菓子作りを手がけるようになり、現在に至るまで、その伝統と文化を大切に守り続けています。明治時代には宮内省からも注文を受けるなど、歴史の中で多くの栄誉をいただいてきたお店です。
このお店の代名詞ともいえる銘菓が、江戸時代後期に誕生した菜花糖(さいかとう)です。旧鯖江藩主の茶会でも常用され、藩の贈答品にも指定されるほど上流階級の人々からも愛されてきました。淡い黄色と形が春先に咲く菜の花を思わせることから、「春告げ菓子」とも呼ばれています。原料は、地元鯖江名産のもち米と柚子、砂糖という極めてシンプルなものですが、その製法には長い時間と職人の手間が惜しみなくかけられています。味の要となる柚子の砂糖漬けは、まろやかで優しい味わいを引き出すために、なんと3年もの歳月をかけて壺の中でじっくりと寝かせるのです。また、炒ったもち米のもみ殻を外す作業も、ふるいにかけた後に7日から10日ほどかけて手作業で行うなど、手間を惜しまない心が込められています。口に入れると、炒りもち米の香ばしさとサクサクとした食感、そして柚子の爽やかな香りが広がる、軽やかな干菓子です。そのままお茶請けとして楽しむのはもちろん、白湯に浮かべて溶かしながら、ほのかな甘さと香りを楽しむのも粋な味わい方として知られています。
季節の移り変わりとともに、味わいの変わるお菓子が楽しめるのも魅力です。福井の冬の風物詩といえば、こたつで食べる水ようかんですが、このお店の水ようかんは黒糖の風味を活かした素朴な味わいで、冬の寒い時期限定で販売されます。また、夏の暑い季節には、昔ながらの素材である葛粉を使い、洋菓子の要素も取り入れた流水くずながしが涼やかさを届けます。透明な葛に包まれたあんの優しい甘さが、暑さを忘れさせてくれます。
その他にも、福井を代表する銘菓である羽二重餅や、秋限定で登場する栗きんとんなど、四季折々の素材を活かしたお菓子が豊富に並びます。特に栗きんとんは、栗本来の風味を大切にした素朴で上品な甘さで、秋の訪れを感じさせてくれる一品です。時代とともに新しいお菓子作りも探求しながらも、昔ながらの伝統的な味を大切に守り続けている姿勢が、多くの人から愛される理由といえるでしょう。西鯖江駅から歩いて6分ほどの場所にありますので、鯖江を訪れた際には、この歴史ある和菓子店の優しい甘さをぜひお手に取ってみてください。
| 住所 | 福井県鯖江市本町2-1-13 |
|---|---|
| 電話 | 0778-51-0451 |
福井・越前の御菓子処 御菓子司 大黒屋の公式ホームページです。菜花糖、水ようかん、栗きんとん、越前流水くずながしなど、四季折々で楽しめる和菓子のほか、貰って嬉しいギフトセットや通年お求めいただけるお菓子を伝統の技でお届けします。…
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