【#新美の巨人たち】柳宗悦のプロデュース術『日本民藝館』2025/9/27放送

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日本民藝館

柳宗悦の「民藝」思想を体現した美術館は、日本の伝統工芸を集めた宝庫で、多くの人々を魅了しています。
民藝は、日常生活で生まれた素朴で実用的な工芸品であり、柳宗悦はそこに人間の温かさや日本の原風景を見出しました。
この美術館では、多くの民藝品が展示されており、来館者は作品に込められた作り手の思いや、日本の風土と人々の暮らしの深い結びつきを感じることができます。

最大の特長は、創設者である柳宗悦が提唱した**「民藝」の思想**を、建物とコレクションの両面から完全に体現している点にあります。
「民藝」とは、特別な芸術家ではなく、無名の職人によって日々の暮らしの中で作られ、安価で実用的ながらも、そこに宿る健全な美しさを評価する美の概念です。
柳宗悦は、陶芸家の濱田庄司や河井寛次郎らとともにこの運動を推進し、日本民藝館はその活動の記念碑的な存在として開設されました。

日本民藝館の本館は、柳宗悦自身が設計に関わり、1936年に竣工しました。
蔵造りを思わせる重厚な二階建ての造りで、土壁には白い漆喰が使われ、黒い瓦屋根とのコントラストが美しく、日本の伝統的な意匠とモダンな要素が調和した独特の雰囲気を醸し出しています。
特に、道路に面した石塀とともに、2021年に東京都指定有形文化財(建造物)に指定されており、展示品だけでなく建物そのものが鑑賞の対象となっています。

展示室の内部もまた、民藝の思想を反映した特別な空間です。
床には栃木県産の大谷石が使われ、壁面には静岡県産の葛布(くずふ)が用いられるなど、自然素材の持つ温かさと素朴な美しさが際立っています。
展示方法も、作品と建物の意匠が一体となるよう工夫されており、キャプション(解説文)は最小限に抑えられています。
これは、鑑賞者が先入観にとらわれず、自身の直感で作品の美しさを感じ取ることを重視した柳の考えに基づいています。

住所 〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3−33
TEL 03-3467-4527

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日本民藝館

日本民藝館

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