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綾瀬駅のほど近くで、約20種ものいわし料理を看板に掲げる小料理屋が和(やわらぎ)です。足立区の資料でも綾瀬2丁目の居酒屋として確認でき、1982年に創業しました。店を開いたのは、料理人として歩んできたご主人。高校卒業後に料理の世界へ入り、和食の修業を重ねたのち、25歳で結婚したことを機に自分の店を構えました。現在はご主人が腕を振るい、女将の穂積さんが接客を担う夫婦二人三脚の店として親しまれています。綾瀬で40年以上暖簾を守り続けてきた、魚料理をじっくり味わいたい夜に覚えておきたい一軒です。
この店を語るうえで欠かせないのが、約20種に及ぶいわし料理です。同じ魚をこれほど多彩な仕立てで楽しませてくれるところに、長年いわしと向き合ってきた店ならではの面白さがあります。なかでもいわしの薄造りは、素材そのもののおいしさをまっすぐ味わえる看板料理。さらにいわしの梅はさみ揚げでは、揚げ物にすることで薄造りとは違った魅力を引き出しています。締めに選びたいいわしつみれ汁まで揃い、刺身から揚げ物、汁物へと調理法を変えながら、いわしを一晩の食事の中で楽しめるのが魅力です。
魚へのこだわりはいわしだけではありません。店先には生簀があり、カワハギや伊勢海老、シマアジなど、その時々の魚介も扱っています。季節の魚を楽しみながら、いわし料理を織り交ぜて注文できるのも和(やわらぎ)らしいところです。魚料理と合わせる酒も用意され、いわしを肴にゆっくり杯を重ねるという、昔ながらの酒場らしい時間を楽しめます。
いわし以外で注目したいのがキンメの煮付けです。味付けにもご主人のこだわりが込められた一品で、刺身や揚げ物とはひと味違う和食の仕事を感じさせます。また、修業時代に身につけた料理として知られるえび真丈も見逃せません。いわし専門の店というより、和食の修業を積んだ料理人が営む小料理屋だからこそ、こうした手をかけた料理が看板のいわしと並びます。
いわしの薄造りからいわしの梅はさみ揚げ、最後のいわしつみれ汁までいわし尽くしで組み立てるのもよし、生簀の鮮魚やキンメの煮付け、えび真丈を間に挟んで和食を幅広く味わうのもよし。ひとつの食材を約20種もの料理へ広げる専門性と、長い修業で培った和食の技が同居していることが、この店ならではの魅力です。綾瀬で魚を肴にじっくり飲みたいときはもちろん、「いわしにはこんな食べ方もあるのか」と新しいおいしさに出会いたい人にも足を運んでほしい小料理屋です。
| 住所 | 東京都足立区綾瀬2-24-12 |
|---|---|
| 電話 | 03-3690-1044 |
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