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神奈川県南足柄市の深い杉林に包まれた曹洞宗 大雄山 最乗寺は、600年以上の歴史を重ねてきた曹洞宗の寺院です。開創は1394年で、開山は禅僧の了庵慧明禅師です。現在も修行僧が坐禅などに励む道場として受け継がれ、本尊の釈迦牟尼仏、脇侍の文殊菩薩と普賢菩薩を祀っています。広大な山内には本堂や御真殿、僧堂、多宝塔など数多くの堂塔が点在し、長い石段と樹齢を重ねた杉が続く景観も大きな見どころです。寺の公式資料では山林の広さは約128ヘクタール、下乗石から奥の院までの石段は708段とされ、山そのものが境内のようなスケールを感じさせます。
大雄山 最乗寺の歴史を語るうえで欠かせないのが、寺を守る道了尊と天狗の伝説です。道了尊は了庵慧明禅師の弟子で、最乗寺の建立を知ると駆けつけ、怪力と神通力を使って土木工事を助けたと伝わります。1411年に了庵慧明禅師が亡くなると、道了尊はこれからも寺と参詣者を守ることを誓い、天狗の姿となって山中へ消えたとされています。そのため最乗寺は「道了尊」とも呼ばれ、境内では鼻の高い大天狗や烏天狗の像に出会えます。単なる天狗伝説の残る観光地ではなく、道了尊は今も寺の守護として御真殿に祀られ、毎日の祈祷が営まれています。
天狗とのつながりを目に見える形で感じられるのが、境内に奉納された大小さまざまな高下駄です。なかでも重さ3.8トンにもなる巨大な赤い和合の下駄は、最乗寺を象徴する存在です。下駄は左右が一対になって初めて役目を果たすことから、夫婦円満や良縁につながる信仰が育まれてきました。御真殿へ向かう途中に建つ結界門も印象的です。1897年建立の門で、ここから先は道了尊の浄域とされ、門のそばでは1936年に寄進された大天狗と小天狗の像が参詣者を迎えます。杉木立のなかに立つ天狗像と門がつくる景色は、最乗寺ならではの神秘的な雰囲気を感じさせます。
建築にも目を向けたいところです。多宝塔は1863年建立の木造二重塔で、南足柄市の重要文化財に指定されています。現在の本堂は1954年に再建されたもので、近代日本を代表する建築家・建築史家として知られる伊東忠太の設計です。堂内は約300畳という広さがあり、本尊と脇侍の三尊が祀られています。本堂から御真殿へ進む参道には金剛水堂があり、寺の伝承では道了尊が寺を造る際に掘った井戸とされ、約600年前から水が涸れずに湧き続けていると伝えられています。その近くの一擲石にも、500人分もの力を持っていたとされる道了尊が石を投げたという伝説が残ります。
四季の自然も大雄山 最乗寺を訪れる楽しみです。春には本堂前や仁王門付近などで20本以上の枝垂れ桜が花を咲かせ、秋には杉の深い緑と紅葉が堂塔を彩ります。参拝だけでなく、坐禅に親しめる日曜参禅会なども行われており、今も禅の修行が息づく寺であることを身近に感じられます。伊豆箱根鉄道大雄山線の大雄山駅からはバスで道了尊バス停へ向かい、下車後は徒歩約7分です。
境内は非常に広く、奥の院まで向かうと長い石段や坂道を歩くことになります。特に708段の石段を含めてじっくり巡る場合は、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。また、境内は現在も僧侶が修行し、祈祷や法要が営まれる信仰の場です。堂内や修行に関わる場所では静かに参拝し、撮影の可否を現地の案内で確認すると安心です。天狗像や巨大な下駄を巡るだけでも印象深い場所ですが、本堂、御真殿、結界門、多宝塔、そして奥の院へと歩けば、了庵慧明禅師による開創から道了尊信仰へと続く大雄山 最乗寺の600年以上の歩みを、杉の森とともにたどることができます。
| 住所 | 神奈川県南足柄市大雄町1157 |
|---|---|
| 電話 | 0465-74-3121 |
曹洞宗 大雄山最乗寺 – 神奈川県南足柄市にある曹洞宗大雄山最乗寺の公式ホームページです。
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【大雄山最乗寺(道了尊)】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
大雄山最乗寺(道了尊)の観光情報 交通アクセス:(1)伊豆箱根鉄道大雄山駅 バス 10分 道了尊バス停 徒歩 10分。大雄山最乗寺(道了尊)周辺情報も充実しています。神奈川の観光情報ならじゃらんnet……
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