【人生の楽園】長崎・波佐見町 ~棚田の里 天空の古民家宿~『古民家宿oniwa』2026/9/26放送

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長崎県波佐見町の鬼木郷で、棚田に囲まれた田舎暮らしを味わえる1日1組限定の体験民泊が古民家宿oniwaです。約1000坪の敷地に建つ築70年ほどの古民家を、建築家の河内拓馬さんと子ども服作家の友紀乃さん夫妻が約2年かけてセルフリノベーションし、2021年12月に宿として開業しました。拓馬さんは2018年に家族で東京から波佐見町へ移住し、地域おこし協力隊として空き家調査などに携わるなかで、この家と出会いました。長く空き家になっていた建物ですが、近くの里山の木を使って建てられた背景を大切にし、改修にも国産材を選んだそうです。古い家を新しく見せるのではなく、その土地で受け継がれてきた暮らしの記憶を残しながら手を入れているところに、この宿らしさがあります。

古民家宿oniwaは一般的な旅館やホテルとは少し違い、オーナー家族の暮らしに加わるように滞在する宿です。広いリビングには囲炉裏や薪ストーブ、炭を入れて暖をとるこたつがあり、土間には昔ながらのかまども残されています。大きなウッドデッキの先には鬼木の棚田が広がり、テラスには五右衛門風呂も設けられています。人懐こいヤギとふれあったり、季節によって虫取りや山菜採りを楽しんだりできるのも、自然の中で暮らす宿ならではです。朝には薪を使ったかまど炊飯も体験できます。客室などゲスト用の空間は分けられているため、家族と時間を共有する民泊らしさと、宿泊者がくつろげる空間の両方が考えられています。Oniwa
滞在の楽しみのひとつが、土地の季節を映した食事です。夕食は長崎県産の魚介、地元や自家菜園の野菜、庭で採れる山菜、猪や鹿などのジビエを取り入れ、囲炉裏の炭火を使ったコース仕立てで味わいます。決まった料理を一年中並べるのではなく、その時季に手に入る食材を生かすのが基本です。季節によっては長崎県産の刺身や鹿の焼肉、猪料理、朝獲れイカの焼き物、筍の丸焼きなどが登場します。夏には棚田を眺められるテラスが食事の舞台となり、里山の景色そのものもごちそうになります。オーナー家族と囲炉裏を囲み、目の前で炭火調理を楽しむ時間まで含めて食事として考えられているのが特徴です。

朝の主役は、鬼木で育てられた天日干し棚田米のかまどご飯です。収穫後に天日で乾燥させた米を薪の火で炊き、鬼木みその味噌汁や長崎県産の鯵、地鶏卵、削りたての鰹節、有明海苔、季節の副菜などと一緒にいただきます。自分で火を扱ってご飯を炊く体験もでき、炊飯そのものが旅の思い出になる朝食です。近所から届く野菜や鬼木で作られる味噌など、地域の食材を積極的に使っていることも確認できます。Oniwa
古民家宿oniwaの魅力は、古民家に泊まることだけではなく、鬼木で続いてきた暮らしを短い時間でも体験できるところにあります。囲炉裏の炭火、かまどから立つ薪の香り、五右衛門風呂、棚田を渡ってくる風など、現代のホテルではなかなか出会えないものが滞在の中心です。エアコンや設備の整った宿とは過ごし方が異なり、自然の音や虫なども身近な環境ですので、その点も含めて里山での時間を楽しみたい方に向いています。鬼木郷の風景と古民家、地元の食、人との交流がひと続きになった、波佐見町ならではの宿です。

住所 長崎県東彼杵郡波佐見町鬼木郷1159

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