パリの中心部、レ・アル地区に佇む荘厳なカトリック教会
ゴシック様式とルネサンス様式が融合した独特の建築様式は、まるで中世と近代が交錯する歴史の物語を奏でているかのよう。
ノートルダム大聖堂をモデルに、1532年から約100年の歳月をかけて建造されたこの教会は、
パリ市民の信仰の場であると同時に、数々の歴史的出来事を目撃してきた証人でもある

3000軒以上の店が軒を連ねる世界最大級の規模を誇り、その歴史は19世紀後半にまで遡る。
まるで小さな街のようなその空間は、アンティーク家具、古道具、ファッション、アートなど、あらゆるものが集積する宝箱。
蚤の市というよりも、むしろ「アンティークとヴィンテージのテーマパーク」と呼ぶ方がふさわしいかもしれない。
なぜなら、クリニャンクールは単なる中古品の集積所ではなく、時代を超えて愛されるデザインや工芸品が息づいている場所だからだ。
ここでは、単にモノが売買されるだけでなく、物語が生まれ、歴史が紡がれていく。
例えば、古ぼけた一枚の絵画には、かつての画家の想いが宿っているかもしれない。
あるいは、アンティークのジュエリーには、誰かの特別な思い出が刻まれているかもしれない。

フランス革命とナポレオン帝国の激動の時代を生き抜き、現代に至るまでパリの象徴として君臨し続けている。
シャンゼリゼ通りの西端に位置し、12本の放射線状に伸びる大通りが交わるシャルル・ド・ゴール広場の中心に堂々と構えるその姿は、見る者の心を打つ。
凱旋門は、ナポレオン1世がアウステルリッツの戦いの勝利を記念して1806年に建設を命じたもので、1836年に完成。
古代ローマの凱旋門を模倣した壮大なデザインは、フランスの勝利と栄光を象徴し、ナポレオンの野心を物語っている。

パリ1区リヴォリ通りに佇む、かつての銀行の建物を占拠したアーティストたちによって生まれた、現代アートの聖地
空きビルだったこの建物をアーティストたちが占拠し、共同アトリエとして生まれ変わった。
その後、パリ市が買い取り、現在では30人以上のアーティストが共に創作活動を行い、展示やイベントを開催している。