標高535mの巨岩に囲まれた山頂に位置し、360度のパノラマで瀬戸内海の多島美を一望できる絶景スポット
2015年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得するなど、その美しさは世界からも認められている。

弥山の麓に佇む「宮島弥山 大本山 大聖院」は、弘法大師空海が開創したと伝えられる歴史ある寺院。
境内には、弘法大師が修行したとされる洞窟「遍照窟」、五百羅漢像が並ぶ石段、そして神秘的な雰囲気を醸し出す本堂など、見どころが満載
特に、本堂に安置される三鬼大権現は、厄除けや開運のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れる。
限定の切り絵御朱印も人気。

海を一望できる絶好のロケーションに佇む施設
まるで竜宮城のような華美な建物が印象的。芸能育成・発表の場として大広間やホール、映像館が設置されている。

古来より人々に崇敬を集めてきた霊山
その歴史は古く、日本書紀にもその名が見え隠れするほど。
全国にある大山積神を祀る神社の総本社として、古くは大三島南東部に位置し、山神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めてきた。

瀬戸内海の多島美を一望できる絶景スポットとして知られている白滝山にある、
700体もの石仏が並ぶ五百羅漢は、江戸時代後期に造られた壮大な芸術作品であり、その歴史と造形美は訪れる人を圧倒している。
白滝山は、もともと修験者の修行の場だった。
永禄12年(1569年)因島村上水軍6代当主、村上新蔵人吉充が布刈瀬戸の見張りどころとして観音堂を建立したと伝えられている。
江戸時代後期、重井の豪商 柏原伝六(1780～1828年)が、神道、儒教、仏教に加え、当時禁制の基督教の四大宗教の共通理念を基礎に『一観教』を開き、
白滝山上に清浄世界をあらわそうと、石像群の五百羅漢を弟子 柏原林蔵や尾道の石工たちとともに刻んだ。

五百羅漢は、それぞれが異なる表情やポーズをとっており、その表情は見る人の心に深く語りかけてくる。
穏やかな表情の羅漢、苦悩に満ちた表情の羅漢、そしてどこかユーモラスな表情の羅漢など、その多様性はまさに人間の心の写し鏡のよう。