太平洋に突き出した断崖絶壁の岬
紺碧の海と空、緑の草原が織りなす雄大な景観は息を呑むほど美しく、日本の絶景百選にも選ばれている。
特に、野生の馬「御崎馬（みさきうま）」が自由に暮らす風景は、都井岬ならではの特別な魅力。
この馬たちは、江戸時代に高鍋藩によって放牧されたのが起源とされ、約300年にわたりこの地で自然のままに生息している。

都井岬（といみさき）に鎮座する御崎神社（みさきじんじゃ）は、日向灘に突き出した断崖絶壁に位置する、非常に珍しい立地の神社。
海の神様である綿津見神（わたつみのかみ）を祀り、航海安全と豊漁、そして縁結びの神として古くから信仰を集めてきた。
その最大の特徴は、文字通り「岬の先端」という他に類を見ない場所に社殿が建てられていること。
そのため、参拝は容易ではなく、対岸から遥拝する形が基本となっている。
このことが、かえって神社の神秘性を高め、訪れる人々を魅了する要因となっている。

御崎神社が位置する都井岬は、日南海岸国定公園の一部であり、太平洋の雄大な景色を一望できる絶景スポット。
特に、断崖に打ち寄せる波の迫力と、どこまでも広がる青い海のコントラストは圧巻。
このような自然の力強いエネルギーを感じられる場所に鎮座する御崎神社は、
古代の人々が自然を畏れ、祈りを捧げてきた場所としての歴史を今に伝えている。
社殿と周囲の自然が織りなす景観は、まさに絶景と言える。

日向灘に面した断崖の中腹にある洞窟の中に本殿が鎮座するという、非常に珍しい神社
その神秘的な景観と、古くからの伝承が、多くの人々を惹きつけている。
特に、海幸山幸神話に登場する鵜葺草葺不合尊（うがやふきあえずのみこと）を主祭神とすることから、安産、育児、縁結びの神として信仰を集めている。
参拝するには、断崖に沿って設けられた石段を下っていく必要があり、これは「下り宮」と呼ばれる珍しい形式。
洞窟内は薄暗く、波の音が響き渡り、神秘的な雰囲気を醸し出している。

太平洋を見下ろす広大な丘陵地に広がるテーマパーク。
イースター島から正式に許可を得て復元されたモアイ像がシンボルとして有名で、
南国ムードあふれる園内では、美しい景色や動物との触れ合い、様々な体験を通して一日中楽しむことができる。
イースター島の長老会から世界で唯一、完全復刻の許可を得て作られたこれらのモアイ像は、圧巻の存在感を放っている。
それぞれに意味があり、願いを込めて触れることでご利益があるとされている。
特に、一番左のモアイ像は仕事運、右から3番目のモアイ像は健康運にご利益があるとされている。

宮崎県宮崎市に位置する青島は、周囲約1.5kmの小さな島で、島全体が国の天然記念物に指定されている。
そのほぼ中央に鎮座するのが「青島神社」。海幸彦と山幸彦の神話の舞台として知られ、縁結びの神様として多くの人々から信仰を集めている。
独特の景観「鬼の洗濯板」に囲まれた神秘的な雰囲気と、亜熱帯植物が生い茂る自然豊かな環境は、訪れる人々を魅了し続けている。
青島神社は、海幸彦（山幸彦の兄）と山幸彦の神話に深く関わっている。
山幸彦が兄の釣り針を探しに海神の宮へ行った際、海神の娘である豊玉姫と結ばれ、その後、無事に戻ってきたという物語が伝えられている。
この神話から、青島神社は縁結びの神様として信仰を集めるようになり、特に恋愛成就を願う人々が多く訪れる。

宮崎県宮崎市に鎮座する宮崎神宮は、初代天皇である神武天皇を祀る由緒正しき神社
神武天皇は、日向の地から東征を行い、日本の建国を成し遂げたと伝えられており、宮崎神宮はまさに日本のルーツを辿る上で欠かせない場所と言える。
広大な境内は、深い緑に包まれ、静かで神聖な雰囲気を醸し出している。
宮崎神宮の境内は広大で、鬱蒼とした木々に囲まれている。
特に、樹齢数百年の大木が数多く存在し、神聖な雰囲気を一層引き立てている。
参道を歩いていると、心が落ち着き、自然の力強さを感じることができる。

日向国の一之宮として、古くから地域の人々に崇敬されてきた由緒ある神社。
神武天皇が東征の際に立ち寄り、国土平安などを祈願したという伝承が残る、歴史と神話が息づくパワースポットとして知られている。
創建は、神武天皇が初代天皇として即位する6年前（紀元前666年）と伝えられており、
神武天皇が東征の際にこの地に立ち寄り、国土の平安、海上航海の安全、そして武運長久を祈願し、神々を祀ったことが始まりとされている。
都農神社の主祭神は大己貴命（おおなむちのみこと）、別名大国主命。
大国主命は、縁結びの神、子孫繁栄の神として広く知られており、都農神社もこれらのご利益を求めて参拝する人々が多い。
その他、家内安全、商売繁盛、病気平癒などのご利益もあるとされている。