古くから「祇園さん」とも呼ばれ親しまれている神社　全国の祇園社の総本社
創祀については諸説ある
京の都に大流行した疫病を鎮めたといわれ、以来、厄除けの社として信仰を集めている
現在でもこの社で執り行われている7月の祇園祭や大晦日のをけら詣りは有名
特にをけら詣りはをけら火を吉兆縄に移して、くるくる回しながら家に持ち帰り、その浄火を火種にしてお雑煮を食べると無病息災が叶うといわれている

【新美の巨人たち 八坂神社】初夏の古都・京の美 祇園『八坂神社』×本仮屋ユイカ2021/5/15放送でも紹介

建仁2年（1202年）に栄西禅師によって開かれた、京都最古の禅寺。
建仁寺の境内は、禅宗の教えに基づいて設計されており、静寂と調和に満ちている。
勅使門、三門、法堂、方丈と一直線に並ぶ伽藍配置は、禅寺特有の厳かな雰囲気を醸し出している。
法堂の天井に描かれた「双龍図」は、その迫力に圧倒される。

別名「椿寺」として知られる浄土宗の寺院
その名の通り、春には境内に咲き誇る椿の花々が美しく、特に有名な「五色八重散椿」は、多くの人々を魅了する。
地蔵院は、神亀3年（726年）に行基菩薩が聖武天皇の勅願により、摂津国昆陽池のほとりに創建したのが始まりとされてる。
その後、平安時代には衣笠山の南に移され、七堂伽藍を完備した名刹となった。
しかし、明徳2年（1391年）の内野の合戦によって堂宇は焼失し、天正年間（1573年～1592年）に現在地に移された。
本尊である「五劫思惟阿弥陀如来」は、その独特な姿で見る者を圧倒し、深い信仰を集めている。
長く伸びた螺髪が特徴的な阿弥陀如来像。
「五劫」とは、気の遠くなるような長い時間を意味し、阿弥陀如来が人々を救済する方法を思惟する時間を表している。
長く伸びた螺髪は、その思惟の長さを象徴していると言われている。
通常は秘仏として公開されていませんが、正月の三が日のみ特別公開される。

正式名称を「教王護国寺」といい、1994年にユネスコ世界遺産に登録された真言密教の総本山。
弘法大師・空海が嵯峨天皇から下賜され、真言密教の根本道場として開いた歴史を持ち、国宝の五重塔をはじめ、数々の貴重な文化財が残されている。

東寺は、弘法大師・空海が唐から持ち帰った真言密教を広めるための根本道場として、823年に嵯峨天皇から下賜された。
空海は、密教の教えを視覚的に表現した「立体曼荼羅」を講堂に配置するなど、東寺を真言密教の中心的寺院として整備。
現在も、真言宗の僧侶が修行を行う場として、重要な役割を果たしている。
東寺のシンボルである五重塔は、高さ約55mを誇り、木造の塔としては日本一の高さを誇る。
現在の塔は、江戸時代初期に徳川家光の寄進によって再建されたもので、内部には密教の仏像が安置されている。

京都市下京区に位置する「西本願寺」は、浄土真宗本願寺派の本山であり、正式名称を「龍谷山本願寺」という。
1994年にはユネスコ世界遺産に登録され、国宝や重要文化財を多数有する、歴史的・文化的に非常に価値の高い寺院。
西本願寺は、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の教えを今に伝える、信仰の中心地。
広大な境内には、御影堂や阿弥陀堂をはじめとする壮大な建造物が立ち並び、多くの参拝者が訪れる。
特に、御影堂は、親鸞聖人の木像が安置されており、浄土真宗の信仰において最も重要な場所の一つとなっている。
また、長い歴史の中で、数多くの文化財を所蔵しており、
国宝に指定されている建造物や絵画、書跡などは、日本の歴史と文化を語る上で欠かせないものばかり。
特に、飛雲閣は、金閣、銀閣と並ぶ京都三名閣の一つに数えられ、その美しい姿は多くの人々を魅了している。

西本願寺の中でも特に有名なのが、国宝に指定されている「飛雲閣」
金閣、銀閣と並び「京都三閣」と称される飛雲閣は、豊臣秀吉の聚楽第の遺構とも伝えられ、
絢爛豪華な意匠と独創的な建築様式で、訪れる人々を魅了している。
飛雲閣は、桃山時代の華麗な建築様式を今に伝える貴重な遺構。
三層からなる楼閣は、各層で意匠が異なり、変化に富んだ外観が特徴的。
特に、屋根の曲線美や、細部に施された精緻な装飾は、見る者を圧倒する。
内部には、豪華な障壁画や調度品が配され、当時の権力者たちの贅を尽くした暮らしぶりを垣間見ることができる。

飛雲閣は、左右非対称で複雑な屋根の形が特徴的な建築物。
これは、当時の建築技術の粋を集めたものであり、他に類を見ない独創的なデザインと言える。
また、飛雲閣は、滴翠園という美しい庭園の中に建てられており、建物と庭園が一体となった景観は、まさに絶景。
特に、池に浮かぶように建つ姿は、まるで空に浮かぶ楼閣のように見え、その名の由来ともなっている。