【千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅】青森 おすすめチェックポイント『蕪嶋神社』岩手〜青森230kmの旅 2025/11/22放送

 
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蕪嶋神社

青森県八戸市、太平洋に面した種差海岸の最北に位置する蕪島は、国の天然記念物であるウミネコの繁殖地として全国的にも珍しい島です。もともとは完全な離島でしたが、1942年(昭和17年)に旧日本軍によって埋め立て工事が行われ、現在のように陸続きになった、周囲およそ800メートルほどの小さな島です。その頂には、古くから漁業安全や商売繁盛の守り神として地元の人々の信仰を集めてきた蕪嶋神社が鎮座しています。神社の創建は鎌倉時代の1296年(永仁4年)と伝えられ、海中から財弁天の尊像御鏡が浮かび上がったことから「蕪嶋大明神本地辨財天」として祀られたことが始まりとされています。八戸城から見て東の方角、つまり「日出ずる運気上昇の方位」に位置することから、財運・厄除け・知恵・五穀豊饒など、さまざまなご利益を持つパワースポットとしても知られています。

蕪島が何より特別なのは、ウミネコの繁殖の様子を手の届きそうなほど間近で観察できる国内唯一の場所であることです。毎年2月下旬頃からウミネコが飛来し始め、3月には巣づくり、4月には産卵、そして5月にはヒナがかえり子育てが始まります。この時期には3万羽から4万羽ものウミネコが島全体を覆いつくすように集まり、「ミャアミャア」と猫に似た鳴き声が響き渡ります。ヒナが成長した7月末から8月上旬にかけて、ウミネコたちは島を旅立ち北へ向かうため、この大群を目の当たりにできるのは春から夏にかけての限られた期間となります。

蕪嶋神社は、その島の名前「蕪(かぶ)」と「株」が同じ読みであることから、「株価と人望の『株』が上がる」という珍しいご利益があると言われています。参拝の際は、島にちなんだ「かぶ」と「ひょうたん」の像を撫でると運が開けるという云われもあります。また、古くから漁師さんの間では、ウミネコのフンが身体に当たると「運がつく(運が開ける)」と言い伝えられていて、もしもフンに当たってしまった場合、蕪嶋神社から記念に「会運証明書」がいただけるというユニークなエピソードもあります。境内の売店などでは、雨具としてビニール傘が用意されている心配りもあるので安心です。

島を訪れる人々を楽しませる光景として、5月中旬頃に島を彩る菜の花畑があります。かつて島に自生していたノラナタネに由来すると言われる菜の花の鮮やかな黄色と、蕪嶋神社の鳥居の赤、そして空を舞う白いウミネコと青空のコントラストが、まるで絵画のような美しい風景を作り出します。ウミネコの繁殖期は、ヒナを守ろうとする親鳥の警戒心が高まっている時期でもあるため、むやみに巣に近づいたり、ウミネコに餌をあげたりすることは避けて、そっと見守る優しさが大切です。また、多くのウミネコが飛来する時期は、車とウミネコの衝突事故を防ぐため、八戸市が指定する蕪島駐車場などの無料駐車場を利用するように心がけるなど、訪れる際の注意を守って島での散策を楽しんでください。島内にある休憩施設蕪島休憩所では、ウミネコのフンを気にせず大きな窓越しに島の様子を観察したり、蕪島の歴史や生態を学べる資料館の役割も担っています。

住所 青森県八戸市鮫町鮫56−2
電話 0178-34-2730

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