【東京】神保町「カフェ・トロワバグ」

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神保町駅「カフェ・トロワバグ（CAFE TROIS BAGUES）」

創業1976年（昭和51年）の歴史を持つ、知る人ぞ知る名店です。
落ち着いた照明の中に赤のビロード地の椅子やソファが並び、まるでバーのようなシックで大人な雰囲気が漂います。
店内には心地よいジャズが流れ、日常を忘れさせてくれるような穏やかな時間が流れています。カウンターの奥には店主が温かく迎え入れてくれ、棚に美しく並べられたカップの数々は壮観で、訪れる人の目を楽しませます。

この独特の空間は、原宿の喫茶店「アンセーニュダングル」なども手掛けた建築デザイナー、松樹新平氏によって設計されました。
創業者の父と松樹氏の親交がきっかけで生まれたこの内装は、梁や床の大理石、カウンターの質感に至るまで、40年以上経った今もその魅力を保ち続けています。
時間が経つほどに深まる喫茶店の趣は、まさに神保町の文化的な深みを感じさせます。

「カフェ・トロワバグ」の真骨頂は、そのコーヒーにあります。生豆をじっくりと寝かせ、熟成させてから焙煎する「エイジングコーヒー（熟成豆、オールドビーンズ）」を丁寧にネルドリップで抽出しています。
この熟練の技から生まれる一杯は、深みのある香りとコクが特徴で、苦味の強い「ハイブレンド」など、好みに合わせて選べる多彩なブレンドが用意されています。