【世界遺産 ブラジル/パンタナール保全地域】大湿地が育む命の楽園 雨季と乾季 激変する大湿地 2025/6/22放送

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ブラジルの西南部に位置する「パンタナール保全地域」は、まさに地球の息吹を感じさせる唯一無二の場所です。
日本の本州に匹敵する広大な面積を誇るこの世界最大の熱帯性湿地は、そのわずか一部が2000年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。
雨季と乾季でその姿を劇的に変えるこの地は、想像を絶する生命の営みが繰り広げられる野生動物の楽園であり、訪れる者に忘れがたい感動を与えてくれるでしょう。

パンタナール保全地域は、クイアバ川とパラグアイ川という主要な二つの河川の源流を含み、この水系が多様な生態系を育む重要な役割を担っています。乾季には水が引いて草原が顔を出し、点在する水場に多くの動物たちが集まります。一方、雨季(12月~2月、水位が最も高くなるのは5月~6月頃)には平原の80%以上が水没し、見渡す限りの大湿原へと姿を変えます。この季節ごとの変化が、約1,000種の鳥類、約400種の魚類、約300種の哺乳類、約480種の爬虫類を含む、多種多様な動植物の生息を可能にしています。特にサギやカモなどの水鳥が多く、絶滅危惧種であるスミレコンゴウインコ、オオアルマジロ、アメリカバク、そして雄大なジャガーといった貴重な動物たちに出会える可能性も秘めています。

パンタナールが世界遺産に登録された理由は、その類稀な生態学的プロセスと生物多様性にあります。雨季の氾濫が繰り返されることで多様な動植物が育まれること(登録基準vii)、湿地の水位上昇に伴い魚類が移動し、多くの哺乳類が集まる環境が形成されること(登録基準ix)、そして膨大な数の固有種や絶滅危惧種を含む動植物が生息していること(登録基準x)が評価されています。広大なパンタナールのほとんどが私有地であり、牧場主などが自然に配慮した形でロッジを運営している点も特徴的です。

住所 ブラジル 〒78175-000 State of Mato Grosso, Poconé, ポコネー
TEL +55 65 3682-2800

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