標高700メートルに位置する「そば処 茶禅一」は、ただの蕎麦屋ではありません。
眼下に広がる壮大な雲海やお茶畑の絶景を眺めながら、ここでしか味わえない極上の蕎麦とかき氷が堪能できる、まさに「雲上の隠れ家」と呼ぶにふさわしい名所です。
この地はかつて伊勢神宮の神領であったとされる「御園」という神聖な場所であり、その歴史と自然が織りなす特別な空間で、心身ともに癒されるひとときを過ごせます。

茶禅一の最大の魅力は、その料理への揺るぎないこだわりと、周囲の豊かな自然との調和にあります。特に、自家栽培の無農薬茶「食べ茶in」を練り込んだ「茶そば」は、一本で二層になった珍しい「合せ打ち」蕎麦として提供され、お茶の豊かな香りと蕎麦本来の風味が絶妙に調和した逸品です。
蕎麦は「田舎そば」「雲上そば」「茶そば」の三種類があり、それぞれ異なる挽き方や配合で、蕎麦本来の香りや甘さ、のど越しと食感の品位を追求しています。
素材選びにも徹底しており、天然自然のものを中心に厳選された、産地にもこだわった食材を使用。蕎麦を塩でいただくスタイルも推奨されており、蕎麦の奥深い味わいを存分に楽しめます。

また、蕎麦と並ぶ茶禅一の名物として名高いのが「雲上かき氷」です。
純氷を丁寧に削ることで生まれる、外はシャリシャリ、中はフワフワの新食感が特徴で、口の中でスッと溶けていく優しい口どけがたまりません。
自家製のお茶シロップをはじめ、東栄町産のブルーベリーなど、この土地ならではの素材を活かした特製シロップが用意されており、美しい景色を眺めながら味わうかき氷は、まさに至福の体験となるでしょう。
茶禅一を運営する「おもてや園」は30年以上無農薬栽培を手掛ける茶農家であり、農林水産大臣賞を連続受賞するほどの高品質な茶葉を生産しています。
この愛情を込めて育てられたお茶が、蕎麦やデザート、そして店内で提供されるお茶に至るまで、すべての料理に深い風味と安心をもたらしています。