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鎌倉の奥座敷、明月院──幽玄なる青の世界と四季が織りなす癒やしの空間
神奈川県鎌倉市山ノ内にひっそりと佇む明月院は、「あじさい寺」として全国にその名を轟かせ、特に梅雨時には境内を埋め尽くす淡い藍色のヒメアジサイが「明月院ブルー」と称され、訪れる人々の心を奪います。
しかし、明月院の魅力はあじさいだけにとどまりません。
四季折々の花々が境内を彩り、訪れるたびに異なる表情を見せる「花の寺」であり、禅の精神が息づく静謐な空間が広がる、まさに鎌倉の奥座敷と呼ぶにふさわしい場所です。
明月院の起源は平安時代末期の1160年(永暦元年)に遡ります。
平治の乱で亡くなった山内首藤俊通の供養のため、その子である経俊が「明月庵」を建立したのが始まりとされています。
その後、鎌倉幕府第五代執権の北条時頼が、1256年(康元元年)にこの地に持仏堂として「最明寺」を開き、時頼の没後にはその子である時宗が「禅興寺」として再興しました。
そして、室町時代に入り、1380年(康暦2年)に関東管領の上杉憲方が禅興寺を中興する際に、明月庵は明月院と改められ、禅興寺の支院の首位に置かれるようになりました。
禅興寺は一時は「関東十刹」の一位に列せられるほど隆盛を極めましたが、明治時代初期に廃寺となり、その中で唯一明月院だけが今日まで残されました。
この歴史の重みが、明月院の静かで厳かな雰囲気を形作っています。
境内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、季節ごとに表情を変える美しい庭園です。
特に本堂の奥に位置する「悟りの窓」と呼ばれる円窓は、明月院の象徴であり、その円形が悟りや真理、大宇宙を象徴していると言われています。
この窓から眺める後庭園は、春は新緑、秋は紅葉と、まるで丸い額縁に収められた一枚の絵画のように四季折々の絶景を見せてくれます。
通常は非公開ですが、ハナショウブや紅葉の季節には特別公開され、多くの人々を魅了します。
本堂の正面に広がる須弥山を模した枯山水庭園もまた、禅の精神を感じさせる見どころの一つです。
また、明月院には鎌倉時代独特の横穴式墓所である「やぐら」の中でも最大級のものが存在します。
間口7メートル、奥行き6メートル、高さ3メートルの規模を誇り、壁面には多宝如来や釈迦如来、十六羅漢が浮き彫りにされており、「明月院やぐら」または「羅漢洞」とも呼ばれています。
これは鎌倉のやぐらの中でも珍しく、歴史的にも非常に価値の高いものです。
さらに、鎌倉十井の一つに数えられる「瓶ノ井」も境内にあり、昔、水に乏しかった鎌倉において豊かなおいしい水が湧き出たと伝えられています。
明月院は、あじさいの時期は特に混雑しますが、春には梅や桜、シャクナゲ、夏にはサルスベリ、秋には紅葉、冬にはロウバイや椿、サザンカと、年間を通じて様々な花が咲き、訪れる季節ごとに異なる美しさを楽しむことができます。
「花のお寺」としての一面も、多くの参拝客を惹きつける理由の一つです。
参道脇の竹林や、花思い地蔵が抱える四季折々の花も、訪れる人々の心を和ませてくれます。
| 住所 | 〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189 |
|---|---|
| TEL | 0467-24-3437 |
明月院(あじさい寺)【日本遺産】 – 鎌倉市観光協会 | 時を楽しむ、旅がある。~鎌倉観光公式ガイド~
【鎌倉市観光協会】明月院[あじさい寺](明月院)…

【明月院(あじさい寺)】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
明月院(あじさい寺)の観光情報 営業期間:拝観時間:9時00分開門~16時00分閉門 ※あじさいのシーズンには時間が変更になる場合がございますので、ご確認ください。、交通アクセス:(1)北鎌倉駅 徒歩 10分。明月院(あじさい寺)周辺情報も…