大正時代から実に140年以上にわたり、長崎の人々の暮らしに寄り添ってきた果実の老舗です。代々受け継がれてきた知識と技術で、その時々で最も旬を迎える瑞々しい果物、そして時には珍しい高級果実まで、国内外から厳選した逸品を取り揃えています。果物の目利きには絶対の自信を持ち、その品質は贈答用としてはもちろん、日々の食卓を豊かに彩る上でも、多くの市民から厚い信頼を寄せられています。
2015年には、町屋風の趣ある建物へとリニューアルオープンし、新たにフレッシュジュースコーナーを併設。注文を受けてから目の前でカットし、搾りたてのスムージーやフルーツジュースを提供するスタイルは、若い世代からも注目を集めました。果実専門店のプロが選んだ旬のフルーツを贅沢に使ったドリンクは、手軽にビタミンをチャージできると好評を博しています。

さらに、2024年4月30日には、本店のすぐ隣に系列カフェ**「Cafe pesca（カフェ ペスカ）」をグランドオープン。
長崎の老舗果物店の新たな挑戦として、大きな話題を呼んでいます。
「Cafe pesca」では、6代目店主でありフルーツソムリエの資格を持つオーナーが厳選した「今が一番美味しい」フルーツを存分に堪能できるデザートやスイーツ、そしてもちろん豊富な種類のフレッシュスムージーが楽しめます。

たくさんの商店が長屋のようにつらなった「めがね橋LOGIC」にある「ながさき焼き」が人気のお店です。
「ながさき焼き」はちゃんぽんを卵でつつんで特製ソースをかけたグルメです。

昭和12年（1937年）の創業、長崎を代表する洋菓子店としてその名を馳せるお店です。
看板商品の「長崎カステラアイス」は、長崎名物のカステラと冷たいアイスクリームが織りなす、まさに「黄金の組み合わせ」。
使用されるカステラは、長崎県愛野町で育った自然卵「太陽卵」を贅沢に使い、カステラ職人が一つ一つ丁寧に焼き上げた、ふんわりとしてしっとりとした極上の逸品です。
そのカステラでサンドされているのは、創業以来85年以上にわたり守り続けられてきた独自の製法で作られたバニラアイス。
新鮮な牛乳をたっぷりと使用し、濃厚でありながらもさっぱりとした後味が特徴です。
カステラの優しい甘さとバニラアイスのコクが口の中で溶け合い、時折現れるカステラの底に敷き詰められたザラメのシャリッとした食感が、絶妙なアクセントを加えてくれます。

本場アメリカンバーガーが味わえるお店です。
極圧でワイルドなバーガーが人気です。最大のこだわりは、自家製への徹底した追求です。
まず、ハンバーガーの要となるバンズは店内で毎日焼き上げられます。厳選された小麦粉を使用し、発酵から丁寧に生地を作り上げることで、他にはない風味と食感が生まれています。
そして、パティには牛肉100％を独自の配合でブレンド。噛みしめるほどに肉汁が溢れ出すジューシーさと、牛肉本来の旨みが凝縮されたパティは、まさに絶品の一言です。特に人気なのは、自家製の燻製ベーコンを使用したベーコンチーズバーガー。香り高いベーコンと濃厚なチーズが、肉厚なパティと自家製バンズに見事に調和し、至福のハーモニーを奏でます。

長崎の人々の日常に溶け込み、毎日の食卓を豊かに彩る存在として愛されているパン屋さんです。
約100種類ものパンが並ぶ店内は、まるでパンのワンダーランド。定番の食パンや菓子パンはもちろんのこと、惣菜パン、そして観光通店でしか味わえない限定のランチパンまで、バラエティ豊かなラインナップが訪れる人々を飽きさせません。朝7時半という早い時間からオープンしているため、出勤前や観光の前に立ち寄って、焼きたてのパンの香りに包まれながら朝食を選ぶ楽しみも味わえます。店内は赤と白を基調とした明るく広々とした空間で、多くのパンが並べられていても窮屈さを感じさせず、ゆったりと商品を選ぶことができます。

長崎の繁華街、浜町アーケードからほど近くに位置するこの店舗は、観光客はもちろん地元の人々にも愛され、長崎を代表するグルメスポットとして親しまれています。
「岩崎本舗」が「長崎角煮まんじゅう」を誕生させたのは、長崎独特の伝統的な卓袱（しっぽく）料理に登場する「東坡肉（とうぽうろう）」、つまり豚の角煮を「もっと手軽に、より美味しく」味わってほしいという初代社長・岩崎博孝氏の願いからでした。
卓袱料理は、大皿に盛られた料理を皆で囲む宴会料理で、その中の東坡肉は手間暇かけて作られるご馳走です。
それを、より身近な存在にするために考案されたのが、ふわふわの生地にトロトロの角煮を挟んだ「長崎角煮まんじゅう」なのです。
「長崎角煮まんじゅう」の最大の魅力は、そのこだわり抜かれた素材と製法にあります。使用される豚肉は、約10年もの歳月をかけて探し求めたというチリの「アンデス高原豚」。この豚は、清らかな水と良質な餌で育てられ、肉と脂のバランスが非常に良く、甘みのある味わいが特徴です。この厳選された豚バラ肉を、長崎の老舗「チョーコー醤油」と共同開発した角煮まんじゅう専用の特製醤油や水飴などを加えた秘伝のタレで、じっくりと時間をかけて煮込みます。煮込んだ後、一度冷蔵庫で冷ますことで、旨みが肉の芯までしっかりと染み込むという手間を惜しまない工程を経て、とろけるような角煮が完成します。
そして、角煮を包み込む生地にも並々ならぬこだわりがあります。独自の小麦粉の配合により、ふわっとしながらもっちりとした食感を実現。ベーキングパウダーを使わずに白い生地を作り出すために、5年もの歳月をかけて試行錯誤を重ねたといいます。このしっとりとした生地と、甘辛いタレと肉汁が染み込んだジューシーな角煮が口の中で一体となり、まさに至福の味わいを生み出します。

現役の医師がプロデュースし、「夜ジェラ」の愛称で親しまれた前身から進化を遂げたこのお店は、その名の通り、まるで薬のように心と体を癒やしてくれる、とっておきのジェラート体験を提供しています。
オーナーの唐田氏は現役の医師でありながら、新型コロナウイルスの感染拡大で人々の気分が沈む中、「何かできることはないか」という思いからジェラート店の開業を決意しました。高校時代のアイス店でのアルバイト経験を思い出し、「アイス屋をすればみんなを笑顔にできる」と考えたのが始まりです。当初は夜間のみ営業するセレクトショップ「夜のジェラート（夜ジェラ）」としてスタートしましたが、「出来立ての美味しさを多くの人に届けたい」という情熱から、自家製ジェラート専門店へと進化し、2024年に浜町アーケード内へ移転オープンしました。このように、美味しさだけでなく、人々に笑顔と癒やしを提供したいという医師ならではの温かい想いが、この店の根底には流れているのです。
最大の魅力は、その「出来立て」の美味しさにあります。
ショーケースにずらりと並ぶ色鮮やかなジェラートは、まるで宝石箱のよう。
イチゴ、ピスタチオ、ミントチョコ、そして長崎ならではの「五島灘の塩」など、常時12種類ほどのフレーバーが楽しめます。特に「五島灘の塩」は、優しい塩味が奥深い甘さを引き立てる一番人気で、訪れる人々を唸らせています。

長崎市を訪れるならば、必ず立ち寄りたい名店として知られるお店です。
元祖茶碗むしと蒸し寿しで知られています。長崎の中心部、観光通りに面した立地でありながら、一歩足を踏み入れれば、昭和初期の風情を残す重厚な日本家屋がお客様を優しく迎え入れてくれます。この歴史的建造物は、平成24年（2012年）に大規模な改修工事が行われ、伝統的な長崎町家の意匠である中庭も再現され、「長崎都市景観賞・激励賞」を受賞するなど、その趣ある空間自体が観光名所となっています。
看板メニューである茶碗むしは、その見た目のインパクトにまず驚かされます。
一般的な茶碗むしよりも遥かに大きい丼ぶりサイズでありながら、あっさりとした優しい味わいのため、その大きさを感じさせずに食べ進められます。
この独特の茶碗むしは、鹿児島県枕崎産の鰹節、北海道利尻産の昆布、そして創業時から受け継がれる秘伝のタレを絶妙な配合で合わせた出汁が決め手です。
このこだわりの出汁が、なめらかでとろけるような卵と見事に調和し、奥深い風味を生み出しています。
具材にも一切の妥協がなく、穴子、海老、鶏肉、しいたけ、きくらげ、銀杏、たけのこ、蒲鉾、麩の9種類もの海の幸、山の幸がふんだんに盛り込まれており、豊かな長崎の食文化を象徴する一品となっています。