【広島】呉「珈琲館飛鳥」

画像はイメージです。

呉駅「珈琲館飛鳥」

1964年創業。半世紀以上にわたり地元の人々に愛されてきた、まさに「純喫茶」という言葉がぴったりの老舗喫茶店です。
サイフォンで丁寧に淹れた香り高いコーヒーと、昔ながらの懐かしい洋食メニューが、訪れる人々を温かく迎えてくれます。
重厚なダークブラウンの木製のテーブルや椅子、深みのある赤のベルベット生地のソファ、そして暖かみのあるステンドグラスの照明が織りなす空間は、まさに昭和の純喫茶そのもの。
その内装はほとんど変わっておらず、時を超えて愛され続ける魅力を放っています。
広い店内は席間もゆったりと配置されており、一人で静かに過ごしたい時も、友人との語らいを楽しみたい時も、心地よい時間を過ごすことができます。
この店の代名詞とも言えるのが、サイフォン式で丁寧に淹れられる香り高いコーヒーです。
注文を受けてから一杯ずつ淹れるため、店内に広がる芳醇な香りが、訪れる人々の五感を刺激し、心を落ち着かせてくれます。
口に含むと、深いコクとまろやかな苦味が広がり、その確かな味わいは長年の常連客を惹きつけてやみません。
コーヒーと並んで多くの人々が楽しみにしているのが、昔ながらの洋食メニューです。
オムライスは、最近流行りのふわとろ系でも、昔ながらの固焼きでもない、この店独自のスタイルで提供されるオムライスは、一度食べたら忘れられない味わいだと評判です。
特徴的なのは、薄焼きながらも卵の片面が半熟に仕上げられており、卵の優しい甘みとケチャップライスのバランスが絶妙なこと。
そして、このオムライスの美味しさを決定づけているのが、じっくりと煮込まれた特製のソースです。
一般的なデミグラスソースとは異なり、トマトの風味が強く感じられる甘めのソースが、オムライス全体をまろやかに包み込み、懐かしくも奥深い味わいを生み出しています。