毎週日曜・祝日限定で開かれる、活気と人情あふれる朝市です。
東日本大震災で壊滅的な被害を受けながらも、多くの人々の支援と強い想いで見事に再建を果たしたこの朝市は、新鮮な海の幸と地域の温かさを肌で感じられる、まさしく復興のシンボルです。
朝市には常時約50店舗が軒を連ね、名取市の特産品である「閖上の赤貝」をはじめ、ホヤやカニ、旬の魚介類が所狭しと並びます。
海産物だけでなく、地元農家が作った新鮮な野菜や果物、手作りのお惣菜、お味噌やパンなど、品揃えは非常に豊富です。
そして、朝市のもう一つの大きな楽しみが、その場で食べられるグルメです。
特に人気なのは、新鮮な魚介をふんだんに使った海鮮丼や、宮城の郷土料理であるはらこ飯、ホタテやカニを豪快に焼いた炉端焼きなど。
購入した魚介類をその場で焼いて食べられる無料の炉端焼きスペースも用意されており、アツアツの新鮮な海の幸を堪能できます。

また、名物となっているのが、午前10時から開催される「水産物活魚セリ市」です。
威勢の良い掛け声が飛び交う中、一般客も誰でも参加できるこのセリは、まさに朝市の醍醐味。新鮮な魚介類や旬の食材をお得に手に入れるチャンスであり、見ているだけでも大いに盛り上がります。

大正9年（1920年）創業の老舗茶舗です。
長年にわたりお茶の品質にこだわり続ける一方で、そのお茶を使った「喜久福」やソフトクリームなどの和菓子、抹茶スイーツで全国的な知名度を誇ります。
仙台市民にとっては日常に寄り添うお茶屋さんであり、観光客にとっては絶対に外せないお土産の定番として、多くの人々に愛されています。
「喜久福」は、お茶の井ヶ田の看板商品であり、仙台土産として絶大な人気を誇ります。ふわふわで柔らかいお餅の中に、上品な甘さの餡と、口どけ滑らかな生クリームが包まれており、その絶妙なハーモニーは一度食べたら忘れられません。
定番のフレーバーは、井ヶ田自慢の抹茶を使用した一番人気の「抹茶生クリーム」、優しい甘さの「生クリーム」、仙台名物の「ずんだ生クリーム」、そして香ばしい風味が魅力の「ほうじ茶生クリーム」の4種類です。

仙台名物として知られる笹かまぼこの製造・販売を手掛ける専門店です。
看板商品の笹かまぼこはもちろん、ユニークな見た目と美味しさで人気の「ひょうたん揚げ」は、仙台の食べ歩きには欠かせない名物として、地元の人々だけでなく多くの観光客に愛されています。
創業以来、阿部蒲鉾店は仙台の食文化を牽引し続けてきました。
同社は「笹かまぼこの名付け親」としても知られており、伝統の技を守りながら、常に新しい美味しさを追求しています。
そのこだわりは、原料選びから始まります。
国家資格を持つ職人が長年の経験と五感で厳選したスケソウダラや吉次などの上質なすり身を使用し、しなやかな弾力とプリプリとした食感を実現しています。
また、宮城県産の特級醤油や地酒を加えることで、魚本来の旨みと香りが際立つ逸品に仕上げられています。

仙台の有名パティスリー「kazunori ikeda individuel（カズノリ イケダ アンディヴィデュエル）」が手がける新形態の洋菓子店です。
特に看板商品である「シーラカンスモナカ」は、SNSを中心に大きな話題を呼び、今や仙台の新定番土産として連日完売となるほどの人気を誇っています。
「シーラカンスモナカ」は、フランス菓子を追求してきたシェフが、日本の伝統的な「もなか」と、洋菓子の要素であるバターを融合させた、まさに新感覚のスイーツです。この商品の開発には、和菓子と洋菓子、甘みと塩気、サクッとした皮と滑らかな餡とバターという、対極にある要素を見事に調和させるという、緻密な計算と試作が重ねられました。

炭火で丁寧に焼き上げた極上の牛たんを始め、他では味わえない創作牛たん料理を提供する専門店です。
創業以来変わらぬこだわりと、洗練された空間で、仙台牛たんの新たな魅力を発見できる場所として知られています。
常識を覆す新たな牛たんの楽しみ方を提案し、独自の地位を確立しました。初代社長の中田敏弘氏が「お酒とともに楽しめる牛たんのコース料理」というコンセプトを打ち出し、牛たんのたたきや刺身、シチューなど、多彩なメニューで牛たんの可能性を広げたのです。