赤レンガの温かみのある外観と、イスラム建築の要素を取り入れたネオ・ムデハル様式という独特の美しさを持つモニュメントです。パリのエトワール凱旋門のような戦勝を記念するものではなく、1888年に開催されたバルセロナ万国博覧会のメインゲートとして、平和と進歩、芸術を象徴するために建てられました。この特別な出自と、カタルーニャの著名な建築家ジュゼップ・ヴィラセカ・イ・カサノヴァス（Josep Vilaseca i Casanovas）によるカタルーニャ独自の芸術作品としての価値が、他のヨーロッパの凱旋門とは一線を画す、この場所にしかない最大の特徴であり最大の魅力**です

歴史的建造物ではなく、カタルーニャが生んだ天才建築家アントニ・ガウディ（Antoni Gaudí）が生涯をかけて取り組み、1882年の着工から140年以上を経た今なお、寄付金のみで建設が続けられている未完の傑作です。その壮大な建築と、内部を彩るステンドグラスから降り注ぐ光の神秘的な空間は、「神の建築」と称され、訪れる人々を圧倒します。

約1.2kmにわたる黄金色の砂浜と、どこまでも広がる青い地中海のコントラストは、まさに都会のオアシス。
ガウディ建築などの歴史的な見どころが多いバルセロナにおいて、このビーチは街の「生の鼓動」を感じられる特別な場所です。海水浴や日光浴を楽しむ人々はもちろん、ビーチバレー、サーフィンなどのマリンアクティビティ、海岸沿いを彩るモダンな建築物や現代美術の鑑賞など、多様な楽しみ方ができるのがバルセロネータならではの魅力です

1892年に開園したスペイン国内でも有数の歴史を持つ動物園です。
その最大の特長と魅力は、かつて世界で唯一のアルビノ（白変種）のニシローランドゴリラである「コピート・デ・ニエベ（Copito de Nieve、スペイン語で“雪の結晶”）」が暮らしていた場所として、世界的にも広く知られている点にあります。この動物園は、単に動物を展示する施設としてだけでなく、種の保存や研究、そして市民の憩いの場としての役割を長年果たしてきました。

スペイン・カタルーニャ州の州都バルセロナ近郊に位置する、「ノコギリ山」という名を持つユニークな景観の自然公園です。
その名の通り、まるで巨大なノコギリの歯のようにギザギザとした奇岩群が連なる山容は、他に類を見ない壮麗さで、カタルーニャ地方の精神的なシンボルとされています。
この山の中腹には、カタルーニャの守護聖人である「黒いマリア像（ラ・モレネータ）」が安置されているモンセラート修道院（Monasterio de Montserrat）があり、自然、歴史、信仰が一体となった聖地として、世界中から巡礼者と観光客を集めています。
バルセロナから日帰りで訪れることができ、ケーブルカーや登山鉄道からの眺め、修道院での荘厳な体験、そして自然公園でのハイキングと、多様な楽しみ方ができる、バルセロナ旅行で絶対に外せない場所です。