【東京】元赤坂・紀尾井町エリアにある話題のスポットリスト

日本の迎賓施設として世界各国の賓客をもてなす国宝・迎賓館赤坂離宮の前庭にあるカフェです。
このカフェ最大の魅力は、日本で最も格式高く美しい西洋建築の一つである迎賓館を目の前にしながら、優雅なひとときを過ごせるという、唯一無二のロケーションにあります。
カフェのスペースは、迎賓館の庭園の広さを活かしており、隣席との間隔も十分に確保されています。
天気の良い日には、広々とした空間と青空の下で、優雅なひとときを過ごせます。提供されるメニューは、軽食やスイーツ、ドリンクが中心ですが、特に人気なのがアフタヌーンティーです。
迎賓館でのアフタヌーンティーは、特定非営利活動法人パークカフェが受託運営しており、その格式高いロケーションでありながら、比較的手頃な価格で楽しめることから、予約が非常に困難になるほどの人気を集めています。

都会の喧騒から一歩離れた場所で、喫茶店のような懐かしさと、大人の社交場としての洗練された雰囲気を兼ね備えたユニークな店舗です。
昼はゆったりとしたランチやコーヒーを、夜は豊富なワインとともに軽食を楽しめる隠れ家的な空間であり、店内に置かれたピアノからも連想されるように、しばしば音楽イベントの会場としても利用されています。

「豊川稲荷東京別院」の境内の一角に店を構えるお店です。
ここでは、参拝客の多くが目当てとする、甘く煮た油揚げに包まれた名物「昔ながらのいなり寿司」を販売しており、都内のパワースポット巡りにおける「縁起の良い手土産」として絶大な人気を誇っています。
家元屋は、創業明治3年（1870年）といわれる歴史ある店で、そのいなり寿司は豊川稲荷の縁起物として長年愛されてきました。

「五目いなり寿司」と温かいお蕎麦を提供するお店です。
美吉のいなり寿司は、甘辛く煮た油揚げの中に、酢飯だけでなく人参や椎茸などの具材が混ぜ込まれた「五目」仕立てになっているのが特徴です。
この五目飯は、酢がやや強めに効いており、甘さ控えめのジューシーな揚げと絶妙なバランスを生み出しています。

優しい出汁が効いたうどんやそば、そして甘味が提供されています。
都会の真ん中で、手軽に、そして心からホッとできる時間を過ごせる、隠れた名店です。

創業以来、質の高い天ぷらを追求し続けてきた専門店です。
その最大の特徴は、伝統的な熟練の技で揚げるサクサクの天ぷらと、厳選されたワインとのマリアージュを提案している点にあります。
和食の粋である天ぷらを、洋のエッセンスを取り入れた落ち着いた空間で楽しめるため、接待や記念日といった特別なシーンに最適です。

茶の湯の精神に基づく懐石料理の真髄を伝える名門料亭です。
その歴史は古く、明治35年（1902年）に初代・辻留次郎が京都で仕出しの専門店として創業したことに始まります。
辻留次郎は、茶道裏千家の十三世家元である圓能斎宗室から茶懐石の教えを受け、茶席に出向いて料理を振る舞う「出張料理」というスタイルを確立しました。
この背景から、辻留は長きにわたり、茶道裏千家より出入りを許される、茶懐石の最高峰としての地位を築き上げています。

虎ノ門で割烹旅館として創業し、戦後、現在の紀尾井町に移転した由緒ある料亭です。
稀代の芸術家であり美食家として知られる北大路魯山人（きたおおじ ろさんじん）の「食と美の世界」を初代女将の福田マチ氏が受け継ぎ、その美意識が料理、器、設えの全てに色濃く反映されています。
福田家は、この魯山人の美意識を具現化した空間として、昭和の文豪川端康成や、物理学者でノーベル賞受賞者の湯川秀樹、さらには彫刻家のイサム・ノグチといった、名だたる文化人の定宿となっていたことからも、その格式の高さがうかがえます。

明治32年創業。戦前から続く歴史を持つ上海料理の専門店です。
素材の旨みを最大限に引き出した、上品で奥深い味わいの料理は、多くの美食家を魅了し続けています。
「フカヒレの土鍋煮込み」は、そのこだわりが凝縮された傑作です。
熱々の土鍋で提供されることによって、最後までフカヒレと餡が熱いまま楽しめるところにあります。
土鍋の蓋を開けた瞬間に立ち上る、芳醇な香りは食欲をそそり、琥珀色に輝く濃厚な餡の中に、フカヒレの美しい姿が浮かび上がります。
餡はとろりとしていて、フカヒレの繊維一本一本にしっかりと絡みつきます。
口に運ぶと、フカヒレの弾力のある食感と、濃厚でありながらくどさのない餡の旨味が溶け合い、まさに至福の味わいです。

1930年（昭和5年）に建設された歴史的建造物です。かつては「旧李王家東京邸」として使われ、その後「赤坂プリンスホテル旧館」として親しまれました。
現在は、その歴史的価値から東京都指定有形文化財に指定され、高級フレンチレストランや格調高い結婚式場として、現代にその品格を伝えています。
設計には、内匠寮で活躍した北村耕造や、旧朝香宮邸（現東京都庭園美術館）の設計にも関わった権藤要吉らが携わっており、当時の日本最高峰の建築技術と意匠が凝縮されています。
建物の様式は、イギリス中世の面影を残すチューダーゴシック様式を基調としており、白い壁と濃褐色の木材が織りなすコントラストや、尖塔アーチが特徴的です。
その重厚感あふれる外観は、当時の皇族邸宅としての威厳を今に伝えています。
戦後、この邸宅は1955年に初代「赤坂プリンスホテル」の旧館として生まれ変わり、多くの人々に愛されてきました。
そして、2011年に東京都指定有形文化財に指定された後、周辺地域の再開発に伴い、建物の保存が大きな課題となります。
そこで実施されたのが、建物を一時的に移動させ、基礎部分を強化・修復する「曳家（ひきや）」という大がかりな保存改修工事でした。
約50メートルもの移動を経て元の位置に戻されたクラシックハウスは、外壁や照明器具などの主要部分が復元され、2016年に現在の「赤坂プリンス クラシックハウス」としてリニューアルオープンを果たしました。

日本の西洋料理史を語る上で欠かせない、明治時代から続く老舗の系譜を受け継ぐレストランです。
初代総理大臣伊藤博文も愛したとされる伝統の味と、宮内省御用達の歴史を持つ格式を、現代の洗練された空間で味わうことができます。
特に、長年の試行錯誤の末に生まれた名物「松阪牛ロイヤルブラックカレー」や、厳選された松阪牛を贅沢に使用した洋食は、日本のハイエンドな食文化を象徴する存在です。

伝統的な江戸前鮨の技法を継承しつつ、料理に合わせて厳選された日本酒やワインをペアリングで提供するという、革新的なスタイルを確立しています。
そのクオリティの高さから、本店同様に「日本一予約の取れない鮨店」の一つとして知られ、国内外の食通を魅了し続けている名店です。

朝食からディナーまで、終日利用できるオールデイダイニングです。
厳選された素材と熟練の技が光る「ホテル王道の洋食」をベースに、日本の食文化を取り入れた多彩なメニューを提供しており、特に「新・最強の朝食」と呼ばれるビュッフェや、パティスリーSATSUKIの代名詞とも言える「スーパーシリーズ」のスイーツが楽しめることで知られています。
朝食ビュッフェは、単なる豊富な品揃えにとどまらず、“健康”と“発酵”をテーマに、総料理長の中島眞介氏が日本全国を訪ね歩き見つけ出した厳選食材のみを使用した、まさに究極の美食体験です。