多くの鉄道利用者や地元住民に愛され続けてきた立ち食いそば店です。
しかし、その歴史は単なる「駅そば」という枠には収まりません。
創業は明治時代に遡り、1900年（明治33年）に「初代横浜駅」（現在の桜木町駅）の駅構内で、洋食店としてスタートしたという、120年を超える非常に長い歴史を持つ老舗です。
単なる空腹を満たすための場所ではなく、横浜の鉄道の歴史とともに歩み、一度は閉店の危機を乗り越えて奇跡の復活を遂げた、桜木町のシンボル的な存在と言えるでしょう。
看板メニューは、山梨のブランド鶏を使用した「とり肉そば」。
この一杯に込められた、創業時から守り抜く「自家製つゆ」へのこだわりこそが、川村屋にしかない最大の特徴であり、長年愛され続ける秘訣です。