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曹洞宗(そうとうしゅう)の二大本山の一つであり、今なお多くの修行僧(雲水)が厳しい禅の修行に励む日本最高峰の座禅修行道場です。
深遠な禅の精神と770年以上の歴史が息づくこの場所は、訪れる人々に静寂と厳かな空気をもたらし、「心の故郷」とも呼ばれています。
一般の寺院とは異なり、開祖である道元禅師が確立した「坐禅」の教えを、現代にいたるまで途切れることなく実践し続ける修行の場としての役割を担っています。
永平寺は、道元禅師(どうげんぜんじ)によって寛元2年(1244年)に開かれました。道元禅師は、比叡山での修行を経て、宋に渡り、如浄禅師のもとで悟りを開き、ひたすら坐禅に打ち込む「只管打坐(しかんたざ)」の禅風を継いで帰国しました。
当初、道元禅師は京都近郊で教えを広めようとしましたが、旧仏教勢力からの迫害を受け、信徒であった武士・波多野義重の招きにより越前国(福井県)に移り、まず傘松峰大佛寺(さんしょうほうだいぶつじ)を建立しました。
これが永平寺の前身です。寛元4年(1246年)に吉祥山永平寺と改称しました。
寺号の「永平」は、仏法が初めて中国に伝来した後漢の元号に由来し、「永久の和平」という意味が込められています。
永平寺は、道元禅師の御遺骨と歴代禅師の位牌を安置する承陽殿(じょうようでん)を有し、曹洞宗の発祥の地、そして聖地とされています。
現在、曹洞宗は永平寺と、神奈川県の大本山總持寺(そうじじ)の二つを大本山としています。
約10万坪にもおよぶ広大な境内には、大小約70もの殿堂楼閣が立ち並びますが、その中心をなすのが、日々の修行に欠かせない「七堂伽藍(しちどうがらん)」です。
これらは、山門、仏殿、法堂、僧堂、庫院、浴室、東司を指し、修行僧の生活空間そのものです。
七堂伽藍を含む19棟の建物群は、令和元年度に国指定重要文化財に指定されており、歴史的・文化的価値が非常に高いと評価されています。
一般の参拝者が訪れるエリアにも見どころは多くあります。
その一つが「傘松閣(さんしょうかく)」の「絵天井の大広間」です。
これは、昭和初期に建てられた建物で、230畳敷きの大広間の天井に、著名な画家たちによる230枚の花鳥風月を題材とした色彩豊かな絵画(天井絵)が飾られています。
この荘厳な美しさは、永平寺の静謐な雰囲気の中にあって、一際華やかな芸術的な空間を創り出しており、多くの参拝者が感動を覚えるスポットです
| 住所 | 〒910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比5−15 |
|---|---|
| TEL | 0776-63-3102 |
福井県永平寺町にある曹洞宗の大本山、「永平寺」のホームページです。700年以上ある歴史と伝統を受け継いでいる禅の道場です。…