【王様のブランチ】ルーツは江戸時代!老舗のお蕎麦『薮伊豆総本店』100年グルメ #ごはんクラブ 2025/11/29放送

 
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日本橋駅「薮伊豆総本店(やぶいずそうほんてん)」

江戸の粋な蕎麦文化を今に伝える、日本橋の地に佇むお蕎麦屋さんです。
薮伊豆総本店の歴史は大変古く、江戸時代の天保年間(1830年から1843年)にまでさかのぼります。当時の京橋の地で、「伊豆本」という蕎麦屋としてすでに賑わっていた記録が残っています。そして明治15年(1882年)になり、神田やぶそばの暖簾を受け継ぐことになり、「薮」と「伊豆本」の「伊豆」を合わせて薮伊豆と名付けられました。神田やぶそばの直系分店として、江戸町人文化の象徴であった蕎麦の技術と心意気を、今に伝える役割を担っています。現在は六代目の当主がその歴史と味を受け継ぎ、日本橋のビジネス街の中にありながらも、一歩足を踏み入れると江戸情緒あふれる門構えが訪れる人々を迎えてくれます。

このお店の大きな特徴は、蕎麦という食文化を通して、「粋」の精神や「江戸の文化」を体験してほしいという強い思いがあることです。京橋にあった時代から、五代目柳家小さん師匠が三階のお座敷で落語会を開催するなど、落語家の方々とのご縁が深く、現在もその伝統は受け継がれています。三階のお座敷では、毎月数回、柳家花緑師匠をはじめとする噺家さんたちによる「落語とそばの会」などの寄席が定期的に開かれ、江戸時代から続く庶民の娯楽と食を同時に楽しむことができます。蕎麦はただお腹を満たす食べ物としてではなく、歴史と文化を味わうものとして、お店の心意気が伝わってきます。

お食事では、老舗の伝統を受け継ぐ職人が手ごねで打つ蕎麦と、こだわりのつゆが自慢です。つゆは、サバ節とカツオ節を独自の配合で六種類も使い分けており、毎朝大釜で丁寧にアクを取りながら煮出すことで、香り豊かで深い味わいを生み出しています。また、健康に配慮したメニューが多いのも、長年働くオフィスワーカーや女性客に愛される理由の一つです。特にランチタイム限定のじゅげむ定食は、健康と長寿をテーマに考案された人気メニューです。落語の演目「寿限無」から名付けられたこの定食は、鶏とごぼうの柳川小鍋、そばの実の炊き込みごはん、高野豆腐、きんぴらなど、栄養バランスが良く、低カロリーでありながらも満足感のある構成で、体にやさしい蕎麦屋の粋を感じさせてくれます。この他にも、もりそばに天ぷらやサラダなどが付いたまねき猫ランチも好評です。

さらに、お店の名物として定評があるのが、お酒の肴にもぴったりな玉子焼きです。ふっくらとしたボリューム感がありながら、外側はわずかにしっかり、中はホワホワとした絶妙な食感に焼き上げられています。甘めの味付けは、蕎麦屋ならではの出汁のきいたつゆと相まって、お酒が進む一品です。温かい蕎麦では、テレビで紹介されたこともある鴨せいろや、冬場に人気のねぎ南蛮など、季節を感じる豊富な品書きが楽しめます。また、ご自宅用のお土産には、風味豊かなそば寿しや、手軽に江戸の味を楽しめるそば弁当も用意されており、大切な方への贈り物や、ご家庭での食卓を彩る江戸の粋なおもてなしとしても喜ばれています。江戸の文化と蕎麦の伝統が息づく薮伊豆総本店で、心ゆくまで「江戸の粋」を味わってみてはいかがでしょうか。

【ダウンタウンなう 薮伊豆総本店】ミキがゲストで訪れたお店は?2020/58/7放送でも紹介

  • まねき猫ランチ 1600円
  • 薮伊豆のごまそば 1450円
  • そば寿し 650円
住所 東京都中央区日本橋3-15-7
電話 03-3242-1240

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