【東京】西麻布「りきちゃん 東京西麻布店」

六本木駅からほど近い西麻布の静かなエリアにある、黒毛和牛のヒレ肉に特化した完全予約制の焼肉専門店です。奈良で名高い「きみや」から暖簾分けを許された、唯一の継承店舗として2024年夏に東京へ進出してまいりました。確かな目利きと熟練の技を受け継いだ代表が、選び抜いた最高級の黒毛和牛、特に希少な雌牛の肉だけを提供するこだわりが詰まったお店です。西麻布の洗練された空間で、関西の名店の伝統の味をゆったりと味わうことができます。

このお店の最大の魅力は、提供されるメニューが**ヘレ（ヒレ）肉**と**シャトーブリアン**の2種類に絞られている点です。ヒレ肉は関西地方で「ヘレ」と呼ばれて親しまれており、その中でも最高級の雌牛の肉だけを厳選して使用しています。その肉質の柔らかさは「フォークでほどけるほど」と表現されるほどで、舌の上でとろけるような感動の味わいです。また、お肉を最も美味しく召し上がっていただくために、全席が完全個室となっており、プライベートな空間が守られています。さらに、各テーブルには専属の「焼き師」がついて、お肉の状態を見極めながら丁寧に焼き上げてくれるフルアテンドスタイルも、このお店ならではの贅沢なサービスです。お客様はただ、極上のお肉が焼き上がるのを待つだけで、最適なタイミングで最高の状態で味わえるという、まさに至福のひとときを過ごすことができるでしょう。外看板を出していない、知る人ぞ知る隠れ家的な存在であることも、特別な場所を演出しています。

メインの**ヘレ肉**や**シャトーブリアン**に加えて、コースの最初に供される**厚切りタン**も人気を集めています。分厚くカットされ、美しいダイアモンドカットが施されたタンは、焼き師の方が絶妙な火入れで焼き上げてくださいます。サクッとした歯応えの後に、しっとりとしたジューシーな旨味が広がる逸品で、メインのお肉への期待感を高めてくれます。

お肉の魅力を最大限に引き出す工夫も随所に凝らされています。まずは、奈良の名店から受け継いだ特製の味噌ダレで、このタレは、肉の旨味を包み込みながらもさっぱりとした後味を楽しめます。また、自家製ブレンド塩やわさび、ポン酢おろしなど、さまざまな薬味で味わいを変化させることも可能です。コースの途中で出される**スープ**は、シャトーブリアンのスジを8時間以上かけてじっくりと煮込んだもので、澄んでいながらも奥深い滋味に溢れており、極上のお肉の合間に心を落ち着かせてくれます。さらに、お肉を焼く際に焦げ付きを防ぐために敷かれる山盛りのキャベツも、焼かれて甘みが増し、お肉と一緒に楽しめる名脇役となっています。お米は、ふっくらとした食感と適度な粘りが特徴の「晴天の霹靂」を使用しており、お肉を乗せて贅沢な**シャトーブリアン丼**にして召し上がる方も多いそうですよ。細部にまで行き届いたこだわりが、極上の焼肉体験を作り上げています。